指揮者・リコーダー奏者として活躍する根本昌明さん(立野台在住)が、緑ケ丘にある就労支援事業所「カフェきづき」の知名度を上げようと、花の写真展を開いている。24日には本業であるリコーダーコンサートを開催。根本さんは「多くの方にカフェの存在を知って頂く機会になれば」と話している。
写真展の開催は、根本さんが3月に初めて同店を訪れた際、店内にある「みんなのギャラリー」という展示スペースの4月の展示内容が決まっていないということを聞いたことがきっかけ。趣味で撮影した花の写真展を提案し、立野台公園や谷戸山公園で撮影した花の写真16点を、4月28日(金)まで展示している。
また、「カフェきづき」(緑ケ丘5の6の28)が、認定NPO法人きづき(岩田文子代表)が運営する就労支援事業所で、店舗の売上がスタッフの賃金に反映されることを聞き、カフェの知名度を上げようと店内でコンサートを開くことを決めた。根本さんは「あまりお店のことが知られておらず、足を運んでくれる人も少ないと聞いたので、少しでも役に立てれば」と話している。カフェの営業は、月・火・水・金曜日の午前10時半から午後3時まで。
カフェでの仕事が就労への第一歩に
同NPOが運営する「カフェきづき」は、企業で働くことに不安があり困難な人に対し働く場所を提供する就労継続支援B型の事業所。カフェでは、就労への第一歩として、スタッフがフロアやキッチンでの仕事のほか、弁当作りや配達などを行い、それぞれの得意なことを生かしながら活動の場を広げようとしている。
同NPOはカフェの運営のほか高校野球の硬式ボールを修繕するエコボール部門、都南自動車教習所での施設外就労などを行っている。岩田代表は「スタッフは地域との接点を持ちながら社会参加を目指しています。今回のように応援して頂けるのは嬉しい」と話している。
二重奏を披露
リコーダーコンサートは4月24日(月)、午後2時開演(予約制、席に限りあり)。同じくリコーダー奏者の根本直明さんが賛助出演し、二重奏を披露する。プログラムはバッハ:G線上のアリア/ルイエ:リコーダーの為のへ長調ソナタ、朧月夜/さくら他。料金は1000円(ケーキ・ドリンク付、花のハガキプレゼント)で、収益の半分を同NPOに寄付する。根本さんは「今後も定期的に開催することで、輪を広げていくことができたら」と意気込む。
根本さんはプロ音楽家を集め、各地でコンサートを主催している。2010年東京フィルハーモニー交響楽団、12年に東京ニューシティ管弦楽団を指揮。リコーダー奏者としては、様々な楽器奏者と共演している。近年はプロ音楽家によるレーベンバッハ合唱団、レーベンバッハ管弦楽団を主宰、レーベンバッハ音楽企画代表を務める。11年からは東日本大震災被災地で復興支援コンサートを開催している。
問合せ・申込みはレーベンバッハ音楽企画【携帯電話】080・5377・3303。
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