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2010年8月 6日号
厚木市下依知出身で東海大相模高校野球部の田中俊太君(2年)が、8月7日(土)から始まる第92回全国高等学校野球選手権大会に出場する。同校が夏の甲子園に出場するのは33年ぶり。田中家にはこの大会にかける特別な想いがある−。
俊太君は依知南小学校・依知中学校の出身。在学中はボーイズリーグの相模原ホワイトイーグルス(現相模ホワイトボーイズ)に所属した。卒業後、同校に進学し野球部に入部。1年生からレギュラーの座をつかんだ。甲子園出場を決めた県大会は、初戦から3番セカンドとして定着。横浜高校との決勝戦では、先制タイムリー、勝ち越し安打、ダメ押しのスクイズを含む2安打3打点の活躍で、優勝に大きく貢献した。
その活躍を特別な思いで見守っていたのが父・正行さん(50)だ。33年前、自身が出場した59回大会以降、夏の甲子園から姿を消していた同校。OBとして「この間、何か胸にモヤモヤしたものがあった」と話す。その想いを払拭したのが三男の俊太君。念願の“夏の甲子園”を父にプレゼントした。「涙が出るほどうれしかった」と正行さん。かつて自らが立ったあの舞台に息子が立つ−。その想いは一入だ。
また、長男の広輔さん(21)も弟の甲子園出場に感慨深い。実は広輔さんも同校野球部のOB。夏の甲子園を目指した高校球児だった。しかし、2年・3年と連続して県大会決勝で悔し涙を流した。弟の出場は兄にとっても悲願。自分に果たせなかった夢を託し「とにかくがんばってほしい」とエールを送った。
いよいよ明日開幕。家族の想いを胸に初戦を迎えようとしている俊太君。「神奈川代表として正々堂々、悔いのないプレーをしてきます」と力強くコメント。名門復活へ、甲子園での活躍に期待がかかる。
【8月3日起稿】