最新号:2012年2月 3日号
2010年8月 6日号
○…詩吟の真髄は、漢詩や和歌に残る偉人たちの考えを文字から感じとること。そして、それらを高低や強弱などといった声の出し方を工夫することで、代弁・訴えていくことという。「詩吟の愛好者は好きでやっている人ばかり。だからこそ、これからも詩吟を広めていきた」と真剣な表情で話す。記念大会では、市内の詩吟愛好家約200人が一堂に会し、想い想いの一句を披露する。
○…13歳の時、親元を離れ横浜へ。先に嫁いでいた姉の下から旧制中学校に通った。その後、明治大学商学部に進学し、卒業後は川崎の化学工場へ就職する。そこで、経理・財務の仕事を一貫して任せられる。厚木へは40を過ぎた頃に移り住んだ。「たまたま、緑ヶ丘にあった団地の応募に当たったのが縁。地形や交通の便も良かったので、ずっと住みたいと思っていた街」と当時の憧れを語る。福島県・いわき市出身。
○…詩吟と初めて出会ったのは小学6年の時。親戚から薦められるままに“白虎隊”の命日に毎年開催されるお祭りで「少年団結す。云々〜」と白虎隊慰霊する詩を吟じた。「しばらく、詩吟からは離れていたのですが、私の心のどこかにずっと生き続けていたんですね」。それから約40年、大学の後輩(山田渓岳氏)の誘いを受け、詩吟の門を再びたたく。それが、今でも所属する『(社)日本詩吟学院 岳風会相萩吟詠会』だ。
○…現在は、奥さんと息子さん家族との5人暮らし。日課は、愛犬“クゥちゃん”との朝夕の散歩。「懐かれると可愛い」と優しい表情。ライフバランスは考えているつもり。でも、つい詩吟が優先になってしまう。「大袈裟かもしれないが、詩吟は、私の人生そのもの。無くなったら私自身が無になるかもしれない」と、誰よりも強い詩吟への想いを胸に、文字にこめられた先人の考えを声に出して読む。