厚木市は現在、東日本大震災の被災者への一時避難施設として、市立七沢自然ふれあいセンターを開放している。期間は3月25日から4月30日まで。
受け入れ可能人数は300人。4月5日現在、福島県内から6家族19人が避難している。家族ごとに部屋を与えられ、食事の提供などは市が行っている。市が被災地援助にと市民から募集した支援物資の一部が届けられ、館内では電話やインターネットが無料で使用可能。市内の不動産店リストや求人情報誌も置かれており、子どもの転校などには市職員が相談に乗っている。
浪江町から避難してきたという40歳代の男性は、叔母が厚木在住なこともあり、同センターへやってきた。「家も車も津波で流され、住んでいた地域は原発事故で避難地区になった。状況が落ち着いたら戻りたいが…」と心境を語った。
避難家族の中には小学生や赤ちゃんもいる。4月2日には市内の中高生が訪れ、子どもたちと一緒にボール投げやフラフープなどで遊んだ。いわき市からやってきた6年生の女の子は「久しぶりに体を動かして遊んだ。今度は一輪車に乗りたい」と話した。
市内の団体も避難者を支えている。現在、あつぎ災害ボランティアネットワーク・赤十字奉仕団・全国県人会連合会が主に同センターで活動中。物資の仕分けや避難者への情報提供などを行っている。県人会連合会の高橋政志会長は「東北出身者は同じ東北人として、話し相手になっている。できることがあれば力になりたい」と述べた。
受け入れに関する問合せは市地域力推進課【電話】046(225)2100へ。
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