ダイヤモンド富士 あす夕方アクスト付近で 見られるかどうかは天候次第
日没と日の出の時間、太陽と富士山頂が重なり、輝くような光景が見られる「ダイヤモンド富士」。条件さえ整えば、この神秘的な輝きがあす10月1日夕方、市内の厚木アクストメインタワー付近でも見られる。
ダイヤモンド富士が見られるのは、富士山を東もしくは西に望む地域。地球の回転により年2回、厚木市周辺では日没のタイミングで見ることができる。厚木市のインターネットサービス「マイタウンクラブ」内にある地域SNSでは、厚木市情報プラザが「ダイヤモンド富士を見ませんか」と題したブログを更新している。
ブログを書いた同プラザ館長の森貴志さんによれば、観測スポットは同プラザが入る厚木アクストメインタワー2Fのペディストリアンデッキ。あす10月1日の午後5時4分ごろに、太陽が富士山頂付近に沈んでいくという。ダイヤモンド状態が見られるタイミングはその前後4、5分くらいとのこと。
普段から趣味で富士山などの風景写真を撮っている森さん。山岳の立体図や太陽の軌道などを再現できるパソコンのソフトを使って調べてみたところ、職場の同プラザが入るアクストタワーでダイヤモンド富士が見られることに気がついた。森さんは「天候のこともあるので確率は低いかもしれないが、見られるといいですね」と話した。
位置関係と空模様が重要
ダイヤモンド富士を見るにはどのような条件が必要なのか。神奈川工科大学厚木市子ども科学館の菅原賢さんに話を聞いた。
完璧な輝きになるためには、富士山と太陽、自分の位置が一直線になることが重要だという。この時期の日没は日に日に南寄りになるため、1日以降もアクスト以北の市内で見られるかもしれない。
綺麗に見えるのは、遠くまで空が澄んだ秋晴れの状態が良い時。カメラで撮影する際は、太陽の光は日暮れでも強いため、ファインダーを長時間覗き続けるのは避けたほうがよさそうだ。
いずれにしろ、ダイヤモンド富士が見られるかどうかは天候次第。気まぐれな秋の空は、神秘の輝きを見せてくれるのか。
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4月19日