厚木市立相川中学校(片山秀彦校長・生徒数294人)の1年生83人が9月21日、七沢自然ふれあいセンターで行われた「国際平和デー記念植樹イベント」に参加し、同校代表の生徒二人が、小林常良市長らと同センター管理棟前に高さ2mのもみの木を植樹した。
このイベントは、環境に関する国際的理解と環境教育の推進を目的としたもの。国際的な環境NGO団体である環境教育基金(FEE)が、国連の定める「国際平和デー(9月21日)」に合わせ、森林環境学習プログラムLEAF(リーフ)の一環として行った。毎年、世界150カ国5千以上の教育機関が参加する同イベント。県内で実施されたのは厚木市が初めて、国内では北海道や佐賀、熊本などの10の教育機関が参加する。昨年は、世界各地で約53万本の木が植えられた。
生徒を代表して植樹を行った福田晴輝くんは「世界中で行われている平和のための行事で、とても良い経験をすることができました。今回、植えた木が元気にぐんぐんと育つことを願っています」と話した。
また、同校の片山校長は「このイベントをきっかけに、生徒たちには自然や環境に興味を持ってもらいたいと思っています。学校としても、継続的に環境教育を行っていきたいと考えています」と話した。
市内全体で環境教育充実を
同市では、昨年度策定した地域温暖化対策実行計画に基づき、今年度から市内小・中学校などで環境教育の充実に取組んでいる。また、今年8月には、国際的な環境学習プログラム「エコスクール」認証を目指す取組み校として緑ヶ丘小学校と依知小学校が、FEEから登録証を受取った。
市環境総務課の担当者は「今後も自然や環境に関する教育に、全市を通じて積極的に取組んでいきたいと思っています」と話した。
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