横内謙介の劇場シアター談義 ―5―
松井久子監督
映画館のない町の映画祭『厚木映画祭』の1日目に上映されるイサム・ノグチの母親の半生を描いた『レオニー』は、製作費13億の日米合作作品である。その資金集めから海外交渉まで、すべての指揮を執って創り上げた松井久子監督は、編集者やテレビ番組制作などを経て、五十歳を過ぎて監督デビューしたという、異色の人だ。『レオニー』は5年かけて、その内容と映画創りへの情熱に共感するサポーターを募り、製作態勢を整えたという。そこには多くの経済人や文化人も参加している。監督はインタビューで語っている。
「今の世の中、すべてのものが消耗品として使い捨てになっている。そんな世の中になるほど、私のような者がちゃんとあとの世代に残すものを作らないと」。
政治経済という価値観で、戦後半世紀以上、成長してきた我が国であるが、今、新しい価値観で町のあり方や、人の暮らしをデザインし直すべき時が来ている。この作品と、そこに込められたメッセージは、新しい町のカタチを模索する我々の良きヒントになるだろう。松井監督は3月10日のトークショウに、六角精児とともにご出演下さり、映画創りへの夢と情熱を語って下さる。
劇作家・横内謙介
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4月19日