設立40周年を迎えた厚木市少林寺拳法協会の会長 日當(ひあて)喜澄(きずみ)さん 七沢在住 63歳
少林寺で人生かわった
○…9月17日、設立40周年を迎え、記念の演武会を行った。東海大学職員の傍ら、1972年に自ら設立した厚木市少林寺拳法協会の会長として拳士120人を率いる。自分を顧みることができ、強くなっていく姿を実感できるのが少林寺拳法の魅力だという。「学ぶことで人は変われる」と真っ直ぐに話す。きっかけは東海大学時代。「初めて先輩の演武を見て興奮した。胸を打つような心が洗われる神秘性を感じた」と当時の記憶が今でも鮮明によみがえるそうだ。
○…少林寺拳法に出会う前は、人前で話せない消極的な性格だったそうだが、「出会って180度人生が変わった」と胸を張る。「感謝を返していかないと。半分は自分のために、半分は人のために。体が小さかったので、人の役に立って父母、大切な人を守りたい」と力を込める。一番印象に残っている出来事は、海外の国際交流活動で表彰されたこと。カナダ、ドイツ、中国にも幾度となく積極的に足を運び、異国の人と触れ合う機会を作った。
○…拳士には「生きていることに感謝しなさい。両親からもらった大切な体を人の役に立てるよう鍛えること」と人材育成に力を注ぐ。東海大や玉川スポーツ少年団などの指導や審査員に奔走し、各県の有段者の練習会で全国各地を飛び回る毎日だ。「若いときは吉田松陰に憧れたけれど、今は良寛さんのような人になりたいね」と笑う。記念の演武会では海外からも”教え子”がたくさん来た。「ただ一筋。真面目に生きる」。その言葉に全てが凝縮され、拳士の真骨頂を感じた。
○…熊本生まれ。大学卒業後23歳で厚木に移り住む。妻と2人暮らし。趣味は旅行。「時間に追われリラックスする時間がない」と苦笑する。それでも、「練習で子どもたちと触れ合っているときが一番楽しいかな」と一転ほっとした表情に。大学在学中に授業を履修したことがある同大創立者松前重義氏を尊敬する。
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4月19日