真剣に絵を鑑賞していた
今年4月21日に１００歳を迎えた下古沢在住の洋画家・藤江理三郎さんの記念個展が10月16日から22日まで市民ギャラリーで開かれ、市内外から多くの人で賑わいを見せた。
会期中は、静物画や人物画、風景画43点を展示。アトリエで柚子やあざみなど季節の素材を題材に、今年に入って制作した作品も数点展示され、彩りを添えた。
また、20日は藤江さんが１９６０年に描いた『音楽の先生』のモデルになった杉山久子さん（80）も来場。「約60年も前の作品がこうして残っていくのは素敵。面白い縁ですね」と訪れた人たちと談笑していた。
毛利台在住の狗飼フクさん（70）は「背景が暗いところに味がある。タッチが非常にはっきりしている。静物画が特に素敵でした」と感激した様子で話した。
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