詩吟の腕を競う「ビクター吟友会吟剣詩舞コンクール全国決勝大会」が10月28日、徳島県あわぎんホール(徳島県郷土文化会館)で行われ、長谷在住の加藤大宗(だいしゅう)君(南毛利小5年)が初優勝した。
このコンクールは、ビクター吟友会(藤本草会長)が主催。全国各支部大会の入賞者を対象に実施し、今年で21回目。
加藤君は、4月に県予選を突破。8月に関東大会で優勝し、今回の全国大会に臨んだ。出場したのは「漢詩幼年の部」。吟題となったのは、同志社大学を興した新島襄氏「寒梅」の漢詩。尺八と琴の伴奏CDに合わせて、1分40秒で吟じた。
審査は音程、発声、母音の余韻などの総合評価。当日は、全国大会に駒を進めた出場者3人が1曲ずつ順番に吟じた。加藤君はビクター吟友会会員で師範の石井熙岳(きがく)さんから週一度20分ほど、発声練習などの手ほどきを受けている。また、自治会の祭りで日頃の成果を披露するなど、コンクールに向けて、約1年間練習を重ねてきた。
加藤君は、最後まで歌い切ることを意識して大会に参加した。歌っている途中は緊張で足が震えたという。受賞結果を聞いた瞬間は「まさか自分が受賞できるとは思っていなかった。嬉しかったというよりもびっくりした」と神妙な面持ちで振り返った。今後は短歌や俳句にも挑戦していく予定だという。
石井さんは「詩吟は身体の芯で歌わなければいけない。5歳から始め、音を上げそうになったときもあったけれど、コツコツ努力してきた成果が実を結んだ。今までよく頑張った」と話した。
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