厚木市立玉川小学校（小柳滋校長・児童数２０１人）で開校記念日にあたる1月21日、同校の卒業生でソプラノ歌手として国内外で活躍している声楽家・中山明美さん（38）＝人物風土記で紹介＝を迎えた記念リサイタルが開かれた。
このリサイタルは、昨年厚木市で行われた「市民芸術祭」のときに同校が中山さんに呼びかけて実現したもの。
この日は、全校児童と保護者およそ50人が参加。ピアノ伴奏に合わせて、ヘンデルやモーツァルトなどの曲を歌うと会場からは「すごい」と驚きの声が上がっていた。隣の児童と顔を合わせる場面も見られた。
演奏の最後に、足立早紀さん（6年）がピアノを演奏し、高木颯さん（6年）が指揮を執り、中山さんと一緒に全校児童と校歌を斉唱した。
中山さんは「会場には同級生が多く、舞台の時とは緊張の仕方が違って恥ずかしかった。人間の声の可能性を身近に感じてもらえたら嬉しい」と話した。
七沢在住の長谷里恵さん（38）は「同級生だったので嬉しかった。高い声がきれいに出ていて聞きほれた」と感動した様子だった。
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