厚木市が3月23日と24日に同市中央公園で開催を予定していた「厚木市公園まつり」を延期したことが分かった。2月8日、市ホームページで発表した。
このイベントは、ダンス、マジック、クラフト教室をはじめ、屋台や大道芸など子どもや家族に楽しんでもらおうと初めて企画され、1月15日号の「広報あつぎ」などで開催を告知していた。予算は組まず、全て協賛企業に物品を提供してもらう形での開催を目指していたが、協賛企業が思うように集まらなかったという。
厚木市は、開催する祭りの中でパフォーマンスを披露する出場団体を2月15日まで公募。担当する市公園緑地課によると、2月12日現在、7団体からの応募があったが、電話で開催延期の旨を伝えた。延期による関係団体から苦情などは寄せられていないという。
同課は、公園まつりは中止ではなく、延期とした。「開催にあたり、初めが肝心だと思い、早めに動いて団体を募集した。協賛企業をもっと募り、市民全体で楽しめるよう企画していきたい」と話している。今後は協賛企業と再度調整を行い、造園協会、遊具メーカーや福祉関係の会社など案内ができていなかったところに案内を行い、日程など詳細を詰めていく。「公園まつり」の名称変更も検討しているという。
度重なる”企画倒れ”
延期の知らせが市ホームページ上から2月15日、削除されていた。同課は掲載期間が終わったと話し、3月1日号の「広報あつぎ」で改めて延期の知らせを掲載、市民に周知する予定。広報で告知とパフォーマンス団体の募集を同時にかけ、PRしていたにもかかわらず、延期の知らせをわずか一週間で削除してしまったことに疑問が残る。
同課が、昨年12月9日から今年5月6日まで開設を予定していた荻野運動公園屋外プールを利用した「つりぼり」イベントも、開催3日前の12月6日に中止になっていた。イベント開催の際には、”企画倒れ”にならないよう周到な計画が求められる。
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