県公民館連絡協議会の会長に就任した 木下 敬之さん 妻田西在住 74歳
自ら動き 話を聞く
○…61年の歴史がある県公民館連絡協議会(県公連)で、厚木から初めてとなる会長に今月17日、就任した。現職の公民館長や経験者らで構成される同会は、県教育委員会と各市町村の公民館をつなぐ役割。各館の実態調査や、優良公民館選定などにも関わる。「東日本大震災を機に”絆”の存在が見直され、その拠点は公民館にあるということが言われつつある。公民館にとっても重要な時期」と語る。初の試みとして、まずは県内全市町村で公民館業務の窓口となる担当課を訪れ、地域の課題把握へ動く。
○…2006年から昨年の春まで、睦合南公民館の館長を3期務めた。「なるべく外に出て、いろいろな人と話をしました。職員にも『公民館で市民を待つだけではダメだ』と話しました」。2009年には及川などが睦合西地区として分離した。「範囲がほぼ妻田だけになり、行事にもっと出てきてくれるような仕掛けが必要だった」と振り返る。職員の発案で、年間行事の成績をポイント化。自治会単位でのイベント参加率の向上につながった。
○…三重県は志摩半島の出身。「ふんどし町」と呼ばれるほど入り組んだ海岸沿いの街で高校までを過ごし、名古屋の大学へ。卒業後は証券会社に勤務した。「とにかくお客さんのところに顔を出すこと」をモットーに営業畑で活躍し、入社10年で九州・八幡の支店長に。3店舗の支店長を経験し、4つ目の支店が厚木。当時38歳、分譲が始まった妻田地区に新居を構えた。定年後、64歳で地元中村自治会の会長に。公民館長時代も県公連の部会長や副会長を歴任。「会社を辞めてもぼーっとしてることはなかったな」と笑う。
○…3人の子どもは独立し、現在は妻と2人で暮らす。現在進行中の計画が「妻田の歴史をまとめた本」の作成。歴代の公民館長たちとともに、地域の語り部の記憶を記録化しようと動いている。「暇」という言葉が似合わない74歳だ。
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4月19日