6月で1周年を迎えた「懐かしの童謡・唱歌」のイベントを主宰する 和久井 豊さん 旭町在住 76歳
「童謡は心のふるさと」
○…ヤングコミュニティセンターで2カ月に一度のペースで開催している『人生は高齢(これ)からだ』と題した懐かしの童謡・唱歌イベントが今月で一周年を迎えた。ピアノ伴奏に合わせ、歌を声に出してみんなで歌うことで明るく楽しい人生を過ごしてもらおうと企画した。曲は『夏の思い出』や『浜辺の歌』など昔学校で歌った懐かしい曲ばかり。「その歌ができた時代背景や作詞家・作曲家が歌に込めた思いやエピソード、日本の小動物への愛情など人間の心を癒すものが描かれ、家族の愛や心遣いが込められています」と、魅力をしみじみ語る。「私を突き動かしているのは日本文化そのものだね」とも。
○…「童謡は心のふるさと」がモットー。「生きてきた環境も出身も人それぞれ。ともに楽しみ、歌い終えたとき世代を超えて感動を共有できるのが良い。宝物ですね」と屈託のない笑顔を見せる。参加者からは、「青春時代がよみがえってきた。歌い継ぐことの大切さを知ることができた」との声も多いそうだ。
○…栃木生まれ。中学からアルバイトをし、高校までは地元で過ごした。19歳で上京したが、就職難で生産管理や営業など様々な職種を経験し「仕事人間」だったと振り返る。秦野市曽屋に住んでいたとき、行きつけの喫茶店『カフェ・ド・ララ』に歌声喫茶をやりませんかと提案し、お客さんがたくさん来てくれたことがそもそもの立ち上げのきっかけだ。それで厚木でもやってみたいと思うようになったという。
○…独学でピアノも学んだ。「好きだったからできたんでしょうね。情熱があったのかな。年を取っても、心のありようで青春が味わえますよ」とはにかむ。昨年4月に結成した市内で活動する平均年齢70歳の「オヤジバンド」のメンバーで担当はピアノ。「だんだんさまになってきているかな…」と”クリスマスデビュー”に向けて練習を重ねている。妻と二人暮らし。
愛甲石田駅近く家族葬専用式場「ゆかりえ」家族葬から樹木葬。友引の日に無料相談会を開催しています。 |
|
<PR>