市内2事業所が入賞 かながわ福祉サービス大賞
福祉現場での先進事例を表彰する第2回かながわ福祉サービス大賞(かながわ福祉サービス振興会主催)が11月15日に発表され、市内から(株)イノベイションオブメディカルサービス スマイルサポートと、(社福)かながわ共同会厚木精華園が入賞した。発表会場では両事業所を含む表彰事例の発表も行われた。
スマイルサポート
「〜利用者様と訪問介護員が共に育つ《共育》〜」をテーマに、訪問介護事業について発表した。
6人の常勤職員による「気付いて、考えて、行動する」利用者との接し方や取組みを紹介。利用者を支援する一方で、介護員が気付いたことをどのように実践できるか考える「共育」の重要性を述べた。
また、訪問介護の志望者増加策として、座学よりも実技を重視した講座の実施を提案した。
発表者の中島ルミさんは「取組みを上手に伝えきれなかった部分もありますが、介護員と利用者が共に育っていくという考えを評価してもらえたのは嬉しいです」と話した。
厚木精華園
障害者支援施設として、大規模災害時における地域と連携した障害者の防災対策を「〜自治会・施設・行政による地域の支えあい『はじめの一歩』〜」として紹介した。
発表では、障害の有無にかかわらず参加できるクラブ活動の設置や、今年9月に初めて行った要救護者福祉避難所受入訓練について説明。
訓練については、炊き出しの実施や「あゆコロちゃん」が参加するなど、地域住民が「はじめの一歩」として参加しやすい工夫を提案した。
発表者の河内利浩さんは「こうした訓練は今年度からの試み。見つかった課題も多いので、対策を考えていきたい」とコメントした。
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