三が日だけの特大賽銭箱 厚木神社が混雑緩和を目的に
正月を前に、市内厚木町の厚木神社では、従来の倍以上の大きさとなる賽銭箱を用意した。例年、元日には相模大橋の下まで初詣の客が訪れることから、混雑緩和を目的として新たに製作した。三が日のみの設置となる。
同神社総代の三橋馨さんによれば、これまで参拝者は賽銭箱の横幅に合わせて2列に分かれてお詣りしていた。そのため列が非常に長くなり、最大で相模大橋の下まで伸びたこともあった。参拝に2時間近くかかった人もいるという。
そこで「寒いなかで参拝者をあまり待たせないようにできないか」と、賽銭箱の新調を決定。昨年の大規模修復「平成の御修造」を手掛けた愛川町半原の宮大工・鈴木光雄さんに今年9月、製作を依頼した。
賽銭箱の大きさは、横幅2m30cm、縦80cm、高さ1m。これまであった鉄製の賽銭箱は、横のサイズが1m弱だったため、すっぽり隠れる大きさになっている。ちょうど4人が並んで参拝できる横幅のため、例年よりもスムーズな初詣ができるという。
賽銭箱は組立て式。大晦日に総代らによって設置され、参拝が集中する三が日のみ置かれる。同神社責任役員の大島秀夫さんは「これまでは列も長くなって大変だった。雨が降った年もあったので、寒い中お待たせせずに参拝してもらえれば」と話した。
年明けには鈴を設置
同神社では年明け早々、新たに拝殿に鈴を設置する。鈴は市内松枝の中本製作所が製造。その下には麻でできた鈴緒と木製の六角柱の飾り(桐枠)が付けられる。六角柱の各面には「家内安全」「商売繁盛」「交通安全」「身体壮健」の4語などが入るという。
神社の鈴には参拝者を祓い清める意味があるとされている。「昔は鈴があったらしいが、ここ最近は付いていなかった。お詣りに訪れた際にはぜひ鳴らしていってほしい」と三橋さん。来年は、厚木神社で「神頼み」する姿が増えそうだ。
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