雄勝への思いをカタチに 依知地区の商工業者と住民が被災地視察
厚木商工会議所依知北ブロック会議(鈴木八四郎会長)役員と会議所役員、会員、地域自治会有志の計44人が、5月23日、24日宮城県石巻市を訪れた。これは昨年4月に開催した同ブロックの復興支援事業で縁のある石巻市雄勝町の現状を知り、更なる支援につなげようというもの。
視察研修会一行を乗せたバスは朝7時に団地会館を出発し、午後3時過ぎに南三陸町の宿泊先ホテルに一旦到着。そこから現地被災語り部がバスに同乗し、防災センター跡や津波ですっかり変貌した南三陸町を説明した。
翌朝は石巻市内の大川小学校へ。大川小学校は現在訴訟問題にもなっている箇所。参加者は言葉少なく、記念碑の前で黙とうしていた。続いて石巻市雄勝総合支所仮庁舎へ。職員による津波襲来時のビデオ上映や雄勝町の被災状況と復興状況、復興計画などが説明された。その後、おがつ店こ屋街という仮設商店街で買い物。さらに職員の案内で雄勝町水浜地区の漁港とカキの養殖事業復興状況の視察をした。水揚げされたばかりの牡蠣をその場で食べたり剥いたりし、「獲れたての牡蠣は美味しい」「殻の剥き方、わかった」など感想が聞かれた。一行は帰路、それぞれにお土産を買い込み、「これも支援につながる」と満足そうだった。
そもそもの”ご縁”は同地区内にある(株)コンポーの歳原博幸社長の祖父母の出会った場所が雄勝町で、かの東日本大震災後、雄勝町が壊滅状況にあることを知った歳原社長が会社を挙げて支援活動を開始したことにある。同社が生活支援物資や段ボールを大量に贈る、重機を持ち込み社員が交代で瓦礫処理や現地復興作業に参加するなど熱心に支援活動を行っていた。中でも産業復興としてカキ養殖に着目。2012年には牡蠣加工工場が完成した。同年10月には内陸工業団地組合理事20人が雄勝町の被災状況の視察、復興の意見交換なども行っている。昨年4月14日、藤塚のみどり公園で開催された「雄勝復興支援祭り」には雄勝町から牡蠣やホタテが運び込まれ、「おがつ」の名が広まった。
視察を無事終えて、鈴木八四郎会長と服部明実行委員長は「これで少しでも支援につなげることができて何より。これからもみなさんとよく協議して、支援の輪を広げられればいいと思う」と話した。
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4月19日