鮎まつりに合わせ再開へ 東町スポーツセンターの弓道場
3月に矢が施設外に飛び出す事故が起きてから供用を休止している東町スポーツセンターの弓道場が、8月2日、3日の鮎まつりに合せて使用を再開する予定であることが分かった。施設では近日中に防矢ネットを増やす工事が行われる。
事故が起きたのは今年の3月31日。厚木市の発表によれば、市弓道協会所属の男性が練習中に放った矢が、2カ所ある防矢ネットの奥側に当たったことで矢の軌道が変化。敷地を飛び越え、県道を挟んで約50メートル離れた厚木東町郵便局の屋上に落下した。市は事故発生から2日後の4月2日に防矢ネットの補修工事を実施。以降、弓道場の使用を中止している。
弓道場は同施設の5階だが、実質的には屋上部分。人工芝が貼られた矢道(やみち)の上には屋根がなく、防矢ネットを垂直に設けることで矢の飛び出しを防いでいた。
市では物理学の専門家らに調査を依頼。原因究明及び再発防止対策について協議してきた。当初市は弓道場の上部にネットをかぶせる予定だったが、強風や大雪の場合にネットが耐えられないことが判明。構造上取り外しもできないため当初の計画を断念し、従来と同様の網を複数枚増やすことで落ち着いた。
市スポーツ政策課によれば、弓道場の工事は7月いっぱいの予定。毎年鮎まつりに合わせて開かれている「あつぎ鮎まつり弓道大会」が、再開後最初の大きな大会となる。
同大会は鮎まつりが始まった頃から続く由緒ある大会で、毎年200人近くが参加する。市弓道協会の原幸男会長は「何十年の歴史ある大会。開催できないと思っていたが、鮎まつりまでには弓道場が再開するということでほっとしている」と話した。また今回の事故について「市民の皆様にはご迷惑をおかけしました。今後は会員への指導を徹底し、再発のないようにしたい」とコメントした。
事故の原因や工事の詳細については、近日中に市から正式に発表がある予定。(7月22日起稿)
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