厚木市内で増加する振り込め詐欺と交通死亡事故を撲滅しようと9月22日、市民総決起大会が市文化会館小ホールで開かれた。自治会や関係団体の役員など約370人が参加し、撲滅に向けた取組みに理解を深めた。
この大会は、厚木市や厚木警察署、市教育委員会、市防犯協会などが主催。
厚木警察署などによると、市内の振り込め詐欺の発生件数は、今年に入って9月21日現在で26件。昨年1年間の発生件数が30件だったことから、すでにこの時点で昨年の数に近づく勢いで増えているという。また、愛川町・清川村を含む管内の件数は29件(未遂含む)で、被害総額は1億900万円を超えている。
市内の交通死亡事故の件数は9月21日現在で6件(管内8件)。昨年の同日時点でプラス3件(同4件)と増えている。また、高齢者が関係する事故が多いことから、県交通安全対策協議会は9月1日付で厚木市を含む県内12地域を高齢者交通事故多発地域に指定し、対策を推進している。
この日は、小林常良厚木市長が冒頭に「振り込め詐欺、交通事故の撲滅に向けて、気持ちを一つにして色々な活動につなげていきたいと思う」などとあいさつ。県警本部の宮下則保生活安全部長は「車の両輪のように警察と市民の皆様のお力で、しっかりと対策を練っていきたいと思います。よろしくお願いします」と訴えた。
さらに、安心安全なまち会議連絡会の小瀬村泰久会長と厚木警察署管内交通安全協会の石井廣好会長の2人が振り込め詐欺・交通事故撲滅宣言を実施。その後、会場に集まった全員で「厚木市から振り込め詐欺を撲滅するぞ。厚木市から交通事故を撲滅するぞ」とシュプレヒコールを上げた。
大会では寸劇を交えた最近の振り込め詐欺の手口の紹介や交通事故被害者の手記朗読なども行われ、多くの参加者が真剣に耳を傾けていた。
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