(公財)厚木市文化振興財団が企画した移動販売車(キッチンカー)がこのほど、市文化会館あふれ池前にお目見えした。同館で開かれる催しに合わせ、赤や緑のカラフルな装いのキッチンカーが常時2〜4店舗出店し、訪れた人を”おもてなし”している。
9月13日に同館と厚木中央公園で行われた厚木青年会議所の「第42回神奈川ブロック大会厚木大会」に、市内水引でケータリングや移動販売事業を展開する(有)友ヘルシーフーズ(河村友子代表)が出店したことをきっかけに、同財団から同社に出店の依頼があった。飲食の提供とサービスの向上を図ることが目的。
同館内の「レストラン三楽」が今年の2月末をもって営業を終了した。そこで、すぐに自動販売機を設置したが、「温かいものが食べられたら」という声が市民から寄せられており、レストラン閉館直後から同財団が「どのようにサービスをしていったら良いか」と模索し、準備を進めてきた。
初めてキッチンカーが同館前に出店したのは10月9日。その後は、毎週末に出店し、ホットドッグ、ケバブ、パンケーキ、ステーキ丼など気軽に食べられるものが販売されている。来月以降は、催しの内容や客層に合わせて出店を変えていき、フレンチトースト、富士宮やきそばなども販売される計画だ。購入した商品は、フリースペースとして開放しているレストランがあった場所で食べることができる。今後は、パラソルテラスなども出し、雰囲気づくりに努めるという。
10月25日にキッチンカーを利用した下依知に住む女性は「気軽に利用できる場所が会館の中にあったら良いと思っていました。若い人向けではありますが、明るい感じですね」と評価は上々のようだ。
同財団は「出店者の方たちが協力的で、盛り上げようとしてくれています。キッチンカーの出店自体がフェスティバルの一つ。今後は、公演などチケットの発売と同時に周知していきたいと思います」と話した。
イベント主催者に好評
キッチンカーでの販売はスタートしたばかり。まだまだ試行錯誤の段階だが、イベントの主催者側に好評だという。食べた後に出るゴミも持ち帰ってもらっており、現状では大きなクレームにはなっていない。
キッチンカーの出店を取りまとめている河村代表は「認知度を高め、賑わいが創出できればと思います。キッチンカーとの相乗効果を生み出し、集客面でプラスに働けたら。一般の方も気軽に利用してください」と呼びかけている。
明日11月1日(土)からは市民文化祭が開かれる。同館を訪れる市内外の多くの人に注目を集めそうだ。
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