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高校サッカー 全国まで「あとふたつ」 厚木北が準決勝進出

スポーツ

公開:2014年10月31日

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準々決勝は逆転勝利で突破した(同校提供)
準々決勝は逆転勝利で突破した(同校提供)

 厚木北高校サッカー部(中村元彦監督・部員数102人)が、全国高校サッカー選手権大会の県2次予選で準決勝に進出した。厚木北のベスト4進出は6年ぶり3回目。あす11月1日(土)には、麻布大学附属高校との準決勝が相模原ギオンスタジアムで行われる。

 守備をベースに攻撃へつなげるサッカーで07年、08年以来のベスト4進出。10月25日にあった準々決勝の慶應義塾高校戦では前半に先制されるも、セットプレーから同点に。足のつる選手もいた試合展開の中で後半2点を追加し、3対1で逆転勝利した。

 キャプテンの久保田永至君(MF)は「上位を目標にしてきた中で、ベスト4に進めたのはうれしい」と素直な心境を話す。インターハイ(IH)ベスト8のため選手権予選は2次予選の2回戦からの出場となった同校。準決勝で対戦する麻布大附属は、そのIH予選で敗れた相手だ。

 「秘策」(中村監督)を持って挑んだその一戦。しかし、序盤でエースの負傷交代もあり1点ビハインドのままゴールを奪えず。後半アディショナルタイムに2失点し、3対0で敗れた。

 だが久保田主将は「相手はパスサッカーのチーム。戦術的に不得意な相手ではないので、自分たちのプレーを出せれば」と自信を見せる。3人いる副キャプテンのひとり、増田竜二君(MF)は「今まで練習でやってきたことをゲームの中で出したい」。中村監督は「実力を出せれば全国をめざせるチーム。選手もいろいろな戦い方を経験し、プレーの幅が広がった」と選手たちに信頼を寄せる。

 実は、6年前の準決勝の相手も麻布大附属。IHと関東大会で県予選2冠の因縁の相手に勝利し、新たな歴史の1ページへ―。公立の星が、大一番に挑む。

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