厚木神社の氏子総代をまとめる 大島 秀夫さん 幸町在住 87歳
笑う門には福来る
○…神社祭礼の手伝いや崇敬者の世話をするのが氏子総代の仕事。市内有数の神社である厚木神社総代の最古参として、新年の準備にいそしむ。御札の袋入れも総代の仕事。大晦日と元日は特注の大型賽銭箱を用意し、全員総出で社務所や参拝列の整理を夜通し行う。初詣の列は毎年、相模大橋の下まで伸びる。
○…今年は厚木神社にとって不幸な年だった。4月に神楽殿が放火によって全焼。「近隣の方々にも大変なご迷惑をおかけした。いずれまた再建できればいいが、ゆっくりと考えたい」と話す。そんな中でも感謝するのは、神社を参拝してくれる人々の存在。今年の七五三も100組近くが訪れた。「一年中毎朝参拝する人も、通勤途中で寄ってくれる人もいる。親しまれるのは嬉しいね」。早口ながら優しさをにじませる語り口と、笑顔が印象的。
○…氏子総代になったのは、当時総代代表を務めていた同級生から頼まれて。「名前だけ…」と入ってから14年。元日は自身88歳の誕生日でもある。「一つの区切り」として、来年5月の総会で第一線から退く考えだ。氏子総代の代表として迎える最後の正月。昔は3人だった総代も、今では9人に増えた。14年間の日々を「周りの総代仲間が色々やってくれた。みんな普通なら家にこもっているくらいの年の人ばかり。おかげで神社の行事も立派なものになった」と振り返る。
○…厚木生まれ、厚木育ち。県職員として34年間、土木関係や水道局を担当した。退職後は地元中町南自治会の会長を21年間続け、自治連の副会長も80歳まで務めた。モットーは「人間何事も笑いながらやるのがいい」。酒も飲まず10時には布団に入る健康的な生活を送るが、たまの夜更かしの楽しみは、NHKの「ラジオ深夜便」を聴く事。妻と娘を早くに亡くし、元料理人の息子と暮らす。「いろいろ食事を作ってくれるんだけど、歯がないからなぁ」と大きく笑った。
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4月19日