市内で活動する地域サークルや福祉団体と、厚木の学生たちが初めて合同で活動発表やワークショップを行う「第1回あつぎ学生福祉創作展」が、2月17日(火)までアミューあつぎ5階で開かれている。参加は無料。
同展に参加しているのは、東京工芸大学、神奈川工科大学や荻野中学校などの学生団体と、厚木市民活動ネットワークに加盟している団体。合計15団体ほどが参加する。
市内の地域サークルや福祉団体の多くは、高齢者が主なメンバー。若手会員不在による自然減と、後継者不足が課題。
一方、学生団体の活動の場は学内がメーン。学校を離れた地域での活動ができる機会が少なかった。
そこで今回、両者の課題を解決する場として同展を開催することに。主催は学生団体の窓口として同ネットワークに新設された「学生部」。
市民活動ネットワークは毎年「厚木市民ボランティア見本市」と題した活動紹介のイベントを開催。今回の展示会もこれと同様、各団体の活動紹介や、体験型のイベントを実施する。
神奈川工科大のエコをテーマにした学生団体「ECO推進チームみどり」は、きょう13日と14日の2日間、学内で伐採した桜の木を使ったキーホルダー作りを行う。同団体顧問の久保田昌彦さんは「学生たちも外部の活動に接したいという思いがある。来場者への教え方などを体験したり、いい経験になるのでは」と熱いまなざしを送る。
鳶尾団地の活性化をテーマに活動している東京工芸大の「Tobioプロジェクト」は、同大学写真学科の学生が来場者のポートレート撮影や、活動の一コマを撮った写真も展示する。
これまで地域で活動してきた団体も、学生との交流に期待を寄せている。
「地域活動に興味を」
地域団体と学生のパイプ役として「第1回あつぎ学生福祉創作展」開催に向けて時間のないなか準備をしてきたのが、厚木市民活動ネットワーク顧問の池本政信さんだ。
池本さんは四季折々の写真を撮影し、市内の福祉施設の利用者向けに展示する「万年青会(おもとかい)」の代表。荻野地域で高齢者同士の交流を目的に活動している「コミュニティカフェ荻野」のメンバーでもあり「Tobioプロジェクト」の学生たちとも元々交流があった。他大学や学校にも連絡を取り、今回入学試験などで参加できなかった学校からも「来年はぜひ」との返事をもらっているという。
「市民活動に若い人が加わることで、我々世代にとっても楽しさや刺激が生まれる。長年の経験を学生たちに教えたい」と話す。厚木市にも協力を仰ぎ、継続したイベントにしていきたいと展望を語る。「大学生が厚木で生活するのは4年だけかもしれない。しかしそこでの経験が、地域活動により興味を持ってもらうきっかけになればいい」。
イベントの詳細は池本さん【携帯電話】090・2529・4101へ。
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