高校スポーツ、夏の一大イベントである全国高等学校総合体育大会(インターハイ)。厚木東高校(市内王子・榊原圭子校長)の男子バスケットボール部、女子バドミントン部の守屋美紅さん(3年)、野本和泉さん(2年)が、ともに全国への切符を獲得した。大会を前に、両部を紹介する。
男子バスケットボール部
2年ぶり3回目のインターハイを悲願の初優勝で決めた同部(永田雅嗣郎監督・部員数47人)。予選全勝で頂点まで駆け上がった。
6月21日、決勝リーグ2連勝で迎えた最終戦の相手は、アレセイア湘南。195cmの外国人留学生を有し、幾度となく優勝を阻んできた宿命の相手だ。
最終戦では、先発の最高身長が182cmの同部が磨いてきた武器、コートを縦横無尽に駆ける堅守速攻と、外角からのスリーポイントシュートでアレセイア湘南を圧倒。拮抗したまま迎えた残り5分、決死のディフェンスから得意の速攻でリードを奪い、立て続けにスリーポイントを沈め、勝利を引き寄せた。
「良く耐え良く頑張った。優勝おめでとう」と選手を褒め称えた永田監督。主将の富樫颯人君は、「優勝は、応援含め皆が頑張ってくれたから。厳しい道のりだったので、とにかく嬉しい。全国優勝目指します」と晴れやかな表情。富樫君、エースの望月大地君は、県最優秀選手にも選出された。
女子バドミントン部守屋美紅さん・野本和泉さん
ともに初のインターハイに挑む。県予選では、野本さんが優勝、守屋さんが準優勝。2人が出場するシングルスで、県内2枠の出場権を同部で独占したのは、今回が初めての快挙だ。
予選では、「調子が良く気持ちも入って、勝つ気がしていた」という野本さんは、1セットも落とすことなく圧巻の優勝。守屋さんは、全てフルセットの苦しい展開の中、「山場だった」という昨年のインターハイ出場者との準決勝で流れを掴み、準優勝となった。
顧問の福住星一教諭曰く、「野本は、とにかく元気。真面目な頑張り屋さん。守屋は、賢く、多くを語らない、闘志を内に秘めたタイプ」と、性格もプレースタイルも対照的な2人。
県決勝でも対戦した2人に互いの評価を聞くと、守屋さんは野本さんを「粘る力、拾う力が強み」、野本さんは守屋さんを「相手のタイミングを外すプレー(ディセプション)など、技術はトップレベル」と実力を認め合う。
全国では、世界で活躍する山口茜選手(福井・勝山高)と対戦する可能性もあり、2人は大舞台にも「楽しみ」と笑顔。野本さんは「全国優勝」、守屋さんは「ベスト4」が目標だ。
近畿地方で開催される今年のインターハイは、7月28日から開幕し、会場は両種目とも京都府。それぞれの目標を胸に秘めた厚木東高生の躍動が楽しみだ。
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