永里姉妹に続く「なでしこ少女」が厚木から誕生―。市内妻田西在住の田中桃子さん(15)が10月19日、「AFC U―16女子選手権2015中国」(武漢・11月4日開幕)を戦う16歳以下のサッカー女子日本代表に選ばれた。
同選手権は8カ国による大会。来年ヨルダンで行われる17歳以下の女子ワールドカップのアジア予選を兼ねており、上位2チームが出場権を獲得する。日本は北朝鮮、台湾、ウズベキスタンと予選リーグ同組となり、5日(木)にウズベキスタンとの初戦を迎える。
田中さんは小学1年の終わりから市内で活動する女子サッカークラブの「FC厚木ガールズ」に所属。4年生の後半からゴールキーパーを任され、ほどなく日本サッカー協会の育成プロジェクトや強化合宿に呼ばれるようになった。
6年時には主将を経験し、小学校卒業後なでしこリーグの日テレ・ベレーザの下部組織、メニーナに加入。クロスボール処理やコーナーキック時の対応を得意とし、168cmの長身を生かして所属クラブでも活躍してきた。年代別代表としてはこの16歳以下が最年少カテゴリーとなるため、今回が初の日本代表選出となる。
10月25日にはFC厚木ガールズによる激励壮行会が市内飯山の元湯旅館で開かれた。会には田中さんの同級生や先輩・後輩、現役選手の保護者やコーチ陣など50人近くが出席した。
幼いころから田中さんを見守ってきた厚木ガールズ監督の石野光人さんは「厳しく指導した部分もあったが、素直な子なのでそれを力に変えてくれた。大切なものを信じて、自分で道を切り開いていってほしい」とエールを送った。
仲間たちから激励を受けた田中さんは「日本代表に選ばれたのは小学校の頃の指導があったからだと思います。行くからには世界への切符を取ってきます。応援よろしくお願いします」と決意を述べた。
「ただ代表に選ばれるだけでなく、その先を想像できるようにしたい」と将来の目標を話す田中さん。世界への扉を開く戦いに、若き守護神が挑む。
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