厚木市立相川保育所(下津古久/小塩真樹枝所長/園児数131人)はこのほど、公立保育所で全国初となるグリーンフラッグの認証を取得。3月15日には小林常良厚木市長が来所し、グリーンフラッグと認定書の贈呈式が行われた。
特定非営利活動法人「FEE Japan」が推進する環境学習プログラム「エコスクール」。グリーンフラッグは、環境について児童・生徒が考え、学校と地域が協力する取り組みで、活動が一定の基準を満たしていることが認められると取得できる。
相川保育所では、昨年5月からエコスクールの取り組みを開始。年長クラスのばら組(34人)がエコ隊に扮し、「ごみのぶんべつをしよう」をテーマに、燃えるごみ、紙ごみ、プラごみの3種類に分別。最初はごみ箱に文字で分別の種類を示したが、「まだ字が読めない園児にはわからないのでは」、との意見が園児たちから出たという。その後、小さい園児にもわかりやすいよう、ごみ箱に絵や写真を貼るなど、工夫を凝らした。また、間違って捨ててしまった園児には、エコ隊が教える姿も見られたという。
取り組みのきっかけとなったのは、すでにグリーンフラッグを取得している同じ相川地区の戸田小、相川小、相川中の児童・生徒が同所を訪れ、エコに関する手作りの絵本の読み聞かせなどを行ったことだった。
グリーンフラッグ認証へは今年1月に申請。2月24日に審査が行われ、3月10日に認定の知らせが届いた。審査では、子どもたちが主体的に取り組んだことが評価されたという。小塩所長は「子どもたちが主体的に活動することを目標にしている。自分たちで取り組む姿勢が、いろいろな成長にもつながった」と話す。
グリーンフラッグ取得に歓喜
15日には小林市長から、グリーンフラッグと認定書の贈呈が行われた。このとき初めて認定取得を知ったエコ隊の園児らは、市長から「認証されました」と報告されると、「わーい」「やったー」と喜びを爆発。エコ隊のひとりは「嬉しい。取り組みは大変じゃなかった」と満面の笑みを見せた。
フラッグの贈呈後には、エコ隊が童謡「桃太郎」の音楽に合わせてリサイクルの歌を披露。みんなで声をそろえて「エコをするとじぶんもみんなもいいきもち」と大きな声で締めくくった。
市では2011年度からエコスクールの取り組みを推進、環境教育の一環として重点施策としている。同認定取得は、緑ヶ丘小、戸田小、相川小、相川中に次いで5カ所目となった。同フラッグの認証期間は2年間。取り組みを推進する市環境政策課では「エコスクールの取り組み校をもっと増やしていきたい。グリーンフラッグの取得校も継続して取得できれば」と話している。
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