市内飯山にキャンパスを置く東京工芸大学の新学長に、前工学部長の義江龍一郎氏(55)が4月1日付で就任した。学長としての抱負や大学の魅力を聞いた。
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――工芸大では最年少の学長。就任にあたっての所信をお聞かせください。
「志を高く持って、熱い情熱を胸に抱いて、高い目標を掲げてやりきりたい。実行したいと思っています。具体的には教育力、学生の成長ナンバー1、就職含む進路支援ナンバー1。就職に関しては去年、県内の工学部での実質就職率は一番でした。関東の私立大学工学部では3位。これをナンバー1にしたい。今年は実質就職率が98%くらいになりそうなんです。工学部の就職委員長を2年間やっていたんですが、就職支援課でも100回近くも企業説明会を開催したり、セミナーや講座をやっている。教員がすごく良く学生の面倒を見ています。学生第一主義に立ってやってくれています」
――学長として初の入学式では何を話されましたか。
「恥ずかしいな(笑)。まず皆さんは何のために大学に入ってきたのか問いかけました。それは人間として成長するため、という僕の考えを述べました。それから学生たちに、大学への誇りと愛校心を持ってほしいと話しました」
――学長から見た工芸大の魅力は。
「工学部と芸術学部の融合が他大学にないうちの魅力。当初から写真技術とアートの融合をめざした先駆的な大学でした。工芸融合をもっと図りたい。学生もですが、教員の研究の融合も。風工学が突出しているので、風をモチーフにした写真、映像、漫画とか、原点に立ち返って写真や印刷で融合を図っていければ。活動を通じて、厚木市にも貢献していきたいですね」
――厚木には12年間勤務されています。
「大学に来た時は所沢に家があり、あまりに遠いのでずっと研究室に泊まり込んでいました。厚木は駅周辺の近代的な部分と、大学のあたりは小鮎川、飯山観音、宮ケ瀬湖と自然や文化が豊か。良いところだと思います。大企業もたくさんあり、世界に誇る技術を持った中小企業もある。厚木商工会議所の『あつぎものづくりブランドプロジェクト(ATSUMO)』にオブザーバーで参加していて、メンバーの社長の皆さんを本当に尊敬しています」
――学長として今後やっていきたいことは。
「地元の産学連携をしたいですね。就職面でも良い学生を送り込めたらと思います。仕事の大きな目的をきっちり考えて、達成するにはどうすればいいか考え、実行する。そういう学生を送り出したいですね」
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