市内在住の梶原有高さん(28)が、本日6月24日に開幕する「第100回日本陸上競技選手権大会」(愛知県・パロマ瑞穂スタジアム)の5000m競技に出場する。
梶原さんは愛川町出身。松蔭大学(森の里若宮)在学中には箱根駅伝の学連選抜チームに4年連続で選出された。ルール変更もあり、4年連続での学連チーム出場は梶原さんただ一人だ。
大学卒業後は藤沢市に拠点を置く(株)プレス工業の陸上競技部に入り、ニューイヤー駅伝などで活躍。都道府県対抗駅伝では神奈川県の主将も務めた。
しかし「マラソン競技に本格的に取り組みたい」と昨年10月に退社。厚木に拠点を移し、現在は厚木市陸上協会所属。いわゆる「市民ランナー」だ。
日本選手権への出場は4回目で、2年前の大会では4位入賞した。市民ランナーとしては今回が初めての出場。当初は10000mにもエントリーしていたが、2月に左ひざの靭帯を負傷した影響から練習が一時期できず、得意な5000m一本に絞った。目標は8位入賞。「4月からは練習も再開し、身体も戻ってきている。(入賞は)狙える位置」と自信をのぞかせる。現在は活動を支援してくれる企業を探している状況。五輪選考会にもなっている同大会で好成績を残すことで、スポンサー探しへのプラスにしたい想いもある。
練習は週6日。荻野運動公園をはじめ、相模原や海老名の競技場が中心。基本的には一人での練習となるが「自分の気分に合わせた練習が組めるので、楽しくやれている」と話す。
日本選手権後は、いよいよ念願のフルマラソン復帰を見据える。自己ベストは2時間18分01。「2時間10分を切れる選手になりたい」と、まずは12月の福岡国際への出場をめざす。ゆくゆくは東京五輪、世界選手権への出場が目標だ。
厚木市陸上協会からは梶原さんのほか、女子走り幅跳びで平加有梨奈さん(25)が日本選手権にエントリーしている。
|
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|