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ZOOM UP 鮎まつり支える職人技 (株)ファイアート神奈川

文化

公開:2016年7月29日

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仕上げ作業場の前で和田吉二会長(左)と順代表
仕上げ作業場の前で和田吉二会長(左)と順代表

 厚木の夏といえば、今回で70回を迎えるあつぎ鮎まつり。今年は8月6日(土)、7日(日)に開催される。最大の目玉は、夜空を彩る大花火大会。その花火大会を長年支えてきたのが、厚木で創業109年、花火製造を生業としてきた(株)ファイアート神奈川(市内棚沢・和田順代表取締役社長)の花火職人たちだ。

※  ※  ※

 ▽華やかな演出で観客を魅了するスターマイン、市内企業などが打ち上げるお馴染みの協賛花火など、鮎まつりで打ち上がる花火は県下最大級の1万発以上。70回目の特別な演出の一つが、昨年よりさらに100m伸びた長さ700mのナイアガラ。この演出には、金属の粉が詰まった長さ30cmほどの筒が、2m間隔でおよそ350本以上も必要になるという。

 ▽3代目の和田吉二取締役会長(76)は「中学生くらいの頃は親父とリアカーで運べるほどの機材だけで、花火1発をゆっくり楽しんでいたね」と振り返る。現在はコンピューター制御と電気点火など技術の発達で演出の幅は広がり、機材の量も2tトラック7〜8台分にもなる。それでも、花火作りは今でもそのほとんどが手作業で、仕込みは1年がかり。火気厳禁の作業場は、冬は暖房をつけず、夏も遠めからの扇風機のみ。上がれば記憶にしか残らない花火だからこそ、一つひとつ丹精に花火玉は作られる。花火は、金属の炎色反応を利用して作られる。金属や火薬の配合も職人の腕の見せどころだ。

 ▽同社は、今年4月に3代目の和田吉二会長から4代目の和田順代表に引き継がれた。「地元の鮎まつりは特別な思いがある」という順代表は、「花火は、子どもからお年寄りまで一緒に感動できるのが良いところ。初デートや家族の思い出など、絆を深めるきっかけになってくれたら嬉しい。何も考えずに純粋に楽しんでもらえたら」と話した。
 

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