定常さん（左）と倉永トレーナー
市内旭町にあるＴ＆Ｔボクシング・スポーツジムに所属する定常育郎さん（19）が、11月13日に行われるプロボクシングの東日本新人王トーナメント決勝戦に挑む。会場は、ボクシングの聖地・後楽園ホール（東京都）。階級は、55・34kg以下のスーパーバンタム級。今回が初出場。
同階級には、18人がエントリー。新人プロボクサーの登竜門と言われる同大会は、東西のトーナメントののち、各優勝者による全日本新人王決定戦で日本一を決定。多くの世界王者も同タイトルを獲得しており、全日本新人王には日本ランキング付与など、その後のキャリアのステップアップにも大きな影響力を持つ。
定常さんは昨年９月の厚木東高在学時にプロデビュー、６戦５勝１分と負けなし。軽快なフットワークからのカウンターなど、サウスポーとスピードを生かした攻撃が武器だ。担当する倉永丈雄トレーナーは「自分のペースを乱さず、思い切りの良さも強み」と話す。
現在は、同ジムでトレーナーとして働きながら、倉永トレーナーと二人三脚で日々トレーニングに励む。決勝はこれまでより１Ｒ増え、５Ｒ制。目下、スタミナ強化中だ。ジムとしても約10年ぶりの決勝進出者であり、東日本新人王もまだ生まれていない。
定常さんは「先まで記録に残る全日本まで獲る」と意気込み十分。「決勝には友達や親戚も大勢応援に来てくれる。応援を力に変えて、楽しんでもらえるような良い試合をしたい」と力強く話した。
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