活動報告 ”久保奨学金”前倒しで支給できないか 厚木市議会議員 奈良 握
前年度の決算審査を中心とした9月の議会も終わり、今は11月の議会報告会の準備を行っています。今回の一般質問では生活保護制度が真のセーフティーネットたりえているのかどうかや公共施設の集約化の展望を中心に議論しました。今後も継続して取り組んでまいります。また、今回取り上げました内容のうち、高校進学を応援する意味で市が創設した「久保奨学金」について、報告します。
1億円のご寄付が寄せられ一昨年(平成26年12月)設立した「久保奨学金基金」。入学準備奨学金が20人(6万円、昨年度校長推薦35人)、高校等修学奨学金が20人(年12万円、同35人)、学校教育活動応援奨学金が30人(3万円、今年度57人)、ということで毎年校長先生からの推薦を経て審査され、もちろん返済不要で支給されています。国では大学生に給付型奨学金が議論され、また綾瀬市では公費での奨学金が制度化されたこともあり、厚木市での奨学金基金の積極活用について質問をしました。現状では校長先生からの推薦全員に支給できない制度なので、今後10年間基金を持続させたいとの趣旨も理解できるものの、今目の前で必要としている生徒すべてに応じられるよう改正してもよいのではとの思いが募ります。
制度の持続のため「寄付をさらに募っていく」(教育総務部長答弁)とのことで、実情を問うと昨年の寄付額は93万円、今年が議会答弁時点で52万5千円という状況のようです。篤志家のご厚意にさらに期待したいのはもちろんですが、同時に税金の投入でも支えるようにしても理解されると私は感じています。国での制度がどのようになるかにも注目ですが、厚木市では子育て環境日本一、などとメインに掲げているのですから若い世代への投資は最優先だと思います。
また6月の議会で児童虐待対策を取り上げ、警察や児童相談所との風通しの改善状況や、専門的な分野の人員増強、調査では見えにくい中学生や高校生のケース、潜在化しやすい性的虐待の問題などを質問しました。当局の努力も認められますがそもそもの背景にありがちな子どもの貧困の問題に十分に対応できるよう、行政は総力を挙げてほしいと感じます。
そろそろ来年度の予算編成の作業に入ってきますが、これら必要性の高い事業の予算確保と人員増を期待して見守りたいところです。
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4月19日