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都市基盤整備などを推進 市長インタビュー

政治

公開:2017年1月6日

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「財源を効率的・効果的に活用したい」と話す小林市長
「財源を効率的・効果的に活用したい」と話す小林市長

 タウンニュース厚木版元旦号で掲載した、新春市長インタビューの続きを紹介します。小林常良厚木市長に、昨年の振り返りと4月からの新年度予算編成、重点施策などについてうかがいました。

――小林市長は2016年のテーマに「先見」を掲げました。昨年を振り返って、厚木市にとって大きな出来事を三つあげるとしたら何ですか。理由もお聞かせください。

 「今後の社会を見通すと『右肩上がり』の考え方は、もはや通用しません。目先のことに惑わされず、本質を見極める力が求められる中、昨年のテーマ『先見』には将来を見据えたまちづくりへの決意を込めました。

 2016年は国と地方が一体となった地方創生の取り組みが本格的にスタートし、全国的に『まち・ひと・しごと』の流れが大きく変わる局面を迎えた年でした。持続可能な活力あるまちの礎を築くために欠かすことのできない都市基盤整備を着実に進められたことは、厚木市の歴史の中で一つの転機になるものと確信しております。具体的には、森の里東地区をはじめとした新たな産業用地の創出に向けた動き、本厚木駅南口の再開発などです。次に、次代を担う子どもたちの夢と希望を育むための『あつぎこどもの森公園』を開園できたこと。最後に東京オリンピック・パラリンピックに向け、国からニュージーランドを相手国としたホストタウンに登録されたことです。ホストタウンの交流事業では、ラグビーチームのキャンプ誘致を目指すとともに、スポーツ、文化、教育などの分野で幅広い交流の輪を広げていきます。番外編ですが、『いきものがかり』がメジャーデビュー10周年を記念したコンサートを地元で開いてくれたことも、印象に残るとても大きな出来事の一つです」

市全体を美術館に

――厚木市が公表した市民満足度調査の結果では、市民の文化への優先度が低い状況にありました。近隣の大和市や海老名市では文化施設を新設する中で、厚木市として郷土文化をどのように育んでいくのか、下川入に計画中の郷土資料館の進捗も含めてお聞かせください。また、例えば美術館をつくることなども考えられますが、小林市長のお考えは。

 「下川入に建設を計画している(仮称)『あつぎ郷土資料館』は、郷土への愛着と誇りを育む拠点施設として、2019年春の完成に向け、現在、実施設計や展示設計を進めています。歴史や文化、自然を物語る資料の展示はもちろん、体験学習や講座の開催、郷土芸能を後世に継承するための稽古や公演を行う場にしていきます。本市では『文化芸術に親しむことができる社会の実現』を目指し、誰もが文化芸術などの鑑賞や創造に参加することができる環境づくりを進めるため、毎年秋にぼうさいの丘公園などで『野外彫刻造形展』を開くなどの取り組みを続けています。昨年、この造形展に携わる彫刻家らでつくる『あつぎ素敵美術館をつくる会』から16体の石彫作品を寄贈していただきました。市全体を美術館に見立て、ぼうさいの丘公園、市役所本庁舎、文化会館、アミューあつぎに展示しています。身近に楽しめる芸術作品として、ぜひお楽しみください」

――4月からはじまる新年度に向けて、現段階での予算編成や市税収入の見通しは。新規事業の予定や重点施策はありますか。

 「歳入の根幹となる市税収入は、法人市民税の一部国税化などの影響により厳しい状況が見込まれています。このため財源の確保に向け、国の補助金などを積極的に獲得していきたいと考えています。2017年度につきましては、限られた財源を効率的・効果的に活用し、厚木市の将来の発展に欠かせない『都市基盤整備』(森の里東土地区画整理事業、本厚木駅南口市街地再開発事業など)や『地域経済の活性化』の推進のほか、人口の将来展望の実現を目指す『地方創生』、誰もが生きがいを持って安心して生活できる『地域包括ケア社会』、市民の皆さまの生命と財産を守るための『安心・安全』の取り組み、『東京オリンピック・パラリンピック開催に向けた環境整備』について、重点的に取り組んでいく方針です」

(インタビューの続き「将来の厚木市像」については13日号で掲載します)

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