学識経験者ら9人で構成する厚木市文化財保護審議会(薄井和男会長)はこのほど、上落合にある長徳寺の木造阿弥陀如来立像と宮の里遺跡の出土土器(31点)が市指定文化財にふさわしいとする答申書をまとめた。
これは厚木市教育委員会から新たな文化財の指定について諮問があったもので、同審議会は2回の審議を経て、薄井会長が曽田高治教育長に答申書を手渡した。
長徳寺の木造阿弥陀如来立像は、浄土真宗の形式を持つ寄木造の仏像で、天文4年(1535年)に当時の小田原北条氏の家臣だった藤田氏が発願して造立されたことがわかる貴重な作例だという。
宮の里遺跡の出土土器は、平安時代の竪穴住居址から出土した一括資料で、中でも須恵器坏は外面に記された「甲午」が干支年と解されることから、全国的にも類例がない貴重な資料だという。いずれも制作時期が明確で、その時代の特徴を顕著に表したものとして、学術的にも重要な歴史資料とされている。
市教委では今後、答申の内容を1月24日に開催予定の教育委員会1月定例会で審議の上議決し、告示する予定。これにより、市指定文化財の件数は69件となる。
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