3月5日に初めてムエタイのプロ興行を主催する 坂上 顕二さん 山際在住 48歳
人に恵まれた人生に感謝
○…「ムエタイは芸術的な立ち居振る舞いや駆け引き、テクニックが魅力。地元の人に本物を知ってもらいたい」。荻野運動公園で開催されるムエタイのプロ興行「DUEL Vol.10」を主催する新興ムエタイジムの会長。タイ国技・ムエタイは日本で生まれたキックボクシングの源流とされる格闘技のひとつ。「芸術的ムエタイ、襲来!」と題された今回の興行ではプロ・アマ各12試合が組まれ、約40社の協賛企業が集まった。
○…知人と共に前身のジムを開き、現在の「新興ムエタイジム」となったのが15年前。「野球やサッカーのように、子どものうちから高いレベルの環境を作ってあげたい」と、現役高校生プロキックボクサー大田拓真選手をはじめ、ジュニア育成にも力を入れる。ジム運営に加え、父から継いだ株式会社新興運輸の代表取締役会長、ニュージャパンキックボクシング連盟興行部の顔も持つ。多忙な日々も、「最終的には好きだから、楽しいからいいんです」
○…北小学校、依知中学校を経て、愛川高校に1期生として入学。運動好きの青年がキックボクシングに出会ったのは19歳。中途半端な気持ちで受けたプロテストは不合格。20代半ば、本腰を入れ直しタイ遠征を控えた最中、父の経営する会社が倒産危機に。必死に駆けずり回り、ひと段落ついたのが30歳手前。ジムを立ち上げ練習再開、プロライセンス取得、アメリカでタイトル獲得。37歳、タイでの引退試合は3ラウンドKOで勝利した。
○…人柄は謙虚で実直。ムエタイ、仕事、厚木の興行。人生を振り返るとき、いつも出るのは「多くの人に恵まれた」という言葉。この姿勢に人は魅かれるのだろう。妻とゴールデンレトリバーの愛犬・さくら(5歳)と暮らす。「あと10年は必死にやろうと思っています。ボクシングとのコラボ興行、その上さらに地元で世界戦ができたら、本当の夢ですね」。この日いちばんの笑顔は力強かった。
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4月19日