厚木版 掲載号:2017年3月10日号
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13日までアミューあつぎで開催中のポスター展を主催する

遊佐 省三さん

NPO法人昭和歴史館の館長 75歳

古美術品で歴史を伝える

 ○…「戦争の悲惨さを多くの人に知ってもらいたい。史料を展示することで歴史を伝えていきたい」と戦時中に使用された軍服、生活用品、家族への手紙や硬貨などさまざまな史料を収集。約15年前にNPO法人を立ち上げ、市内上荻野で営む古美術品店「相州美術」の売り場だった一部を改装。「昭和歴史館」を常設した。自ら買い集めるだけでなく、同館の存在を知った知人らの寄贈品も増え、現在2千点以上の戦争遺品などを所蔵している。

 ○…現在開催中の「昔懐かしの映画ポスター展」では、コレクションとして3千枚以上所蔵するポスターの中から自ら厳選した約300枚を展示している。美空ひばりや渥美清、石原裕次郎など昭和を彩るスターが出演した映画に、「懐かしんでくれる人も多いのでは」と期待を寄せる。昨年清川村で初開催、厚木では今回が初めての開催に「まだまだ展示したいポスターがあるけれど、見せられるのはごく一部」と茶目っ気たっぷりに笑う。

 ○…1941年、樺太に生まれ幼少期を北海道で過ごした。その頃から硬貨や切手集めが好きだった。18歳で上京。東京オリンピックが開幕した1964年にタクシードライバーに。道路整備が進む都内を駆け巡った。その後、大和市でリサイクルショップを経営。各所で開催する骨董市へ通ううちに、古美術商の仲間が増えた。「先輩たちが可愛がってくれて、市場をやろうと盛り立ててくれた」。仲間の協力もあり、市内中依知で相州美術を始めたのが約30年前。その後、現在の上荻野に移った。今も遠方から買い付けに来る客が後を絶たないという。

 ○…「時代や、生活環境が変わるにつれて、使われない品物も増えた。そういう変化を感じると寂しい。それでも良い物に出会えた時の喜びは代えがたい」と目を細める。娘は結婚し、現在は妻と息子の3人、看板犬2匹と暮らしている。中依知在住。

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