全面開業が遅れている厚木市立病院。市は2月27日、旧病院の外来棟と本館棟でアスベスト(石綿)含有材を使用している壁や床の仕上材料と設備配管類等に、当初見込んでいた数量以上のアスベストが確認されたと発表した。診療業務に支障はないが、計画工程に大幅な遅れが生じたため、工期を5カ月延長。全面開業は9月中旬頃の予定だ。
新病院は昨年11月に開業。その後、旧病院を取り壊し、駐車場などの外構工事を終え、今春には全面開業の予定だった。
昨年12月末の時点で、当初想定していなかった外来棟(昭和58年築)の設備配管にアスベスト含有材が使用されていることが判明。本館棟(昭和40年築)の含有材の数量も想定を上回る量だった。2棟合わせ、仕上材料等が見込みの約1・5倍にあたる3391・77平方メートル、設備配管類等は見込みの約3倍、1万2515カ所だった。担当課長によると「配管類は開けてみないと実量をはかりづらい。外来棟の設備配管等は想定していなかった」と話す。
発がん性の高いアスベストの除去作業については飛散防止など周囲への安全対策が最重要となる。同病院では山本裕康院長から「急いで行うと問題が起こる。健康面を害することは一切だめ。慎重にしっかりとした体制で取り組みなさい」と指示があったという。
救急外来も含め、診療業務に支障はないが、解体後に着工される免震工事にも影響がおよぶため、8月31日まで工期を延長。完了後、検査などを経て、9月中旬の全面開業を目指す。
混雑が慢性化している駐車場については、現在、敷地内の53台を含め計93台駐車が可能。4月から8月末までは敷地内(仮設)分は28台と減少するが、第2、第3駐車場を含め107台分を確保している。JA本所北側の臨時駐車場83台分は8月末まで使用できる。外構整備完了後は敷地内に180台、第3駐車場と合わせ計226台分の有料駐車場が完成する予定。同担当課長は「ご迷惑をおかけしております。もう少しの間、ご理解ご協力をお願いします」と話している。
今後、3月13日に市のホームページにてお知らせを掲載、3月15日号の広報で市民への周知を図り、3月中旬に近隣住民への説明会を実施する予定。追加工事となった除去作業に伴う費用についても、3月中旬に確定、公表するとしている。
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