2015年から整備が進められてきた厚木南公民館・厚木南地区市民センターが4月1日、旭町2丁目の勤労福祉センター跡地に完成。住民念願の体育室も設置され、生涯学習と地域活動の新たな拠点が誕生した。
旧厚木南公民館(旭町3丁目)は1979年築(一部増築)。市内の公民館の中で2番目に古く、老朽化が問題になっていた。また、敷地面積も狭く、駐車場も6台分しかなかったため、利用者からは不便さを訴える声が後を絶たなかった。
13年10月、公民館の建替えに関して、地元住民らが市に、改善や移転を求める要望書を提出。その翌月、本厚木駅から約200m離れた勤労福祉センター跡地への新築・移転が決定した。14年2月には厚木南公民館建設委員会(大久保盛造委員長)が発足。新公民館の工事が着工する直前の15年9月までに13回の話し合いや視察を重ねたという。
同公民館は、人にやさしい配慮、環境への配慮、地域の学習拠点としての機能、地域住民のつながりの場としての機能、市民活動の拠点としての機能の5つが基本コンセプト。「人と人との絆や地域力を高める公民館に、という地域住民の願いを込めた」と大久保さんは話す。工事は15年12月に着工、今年3月10日に完成。4月1日に開館した。建築工事費は6億8520万5589円。
市民センター併設
建物は全館バリアフリーで敷地面積1624・87平方メートル、延床面積1841・08平方メートル。鉄筋コンクリート造3階建(一部鉄骨造)。館内は全てLED照明、太陽光発電設備も導入し環境にも考慮した。駐車場は17台、駐輪場は32台分確保。1階に住民票発行などの市役所機能を一部兼ねた「厚木南地区市民センター」と「厚木市消防団第1分団第2部器具置場」を併設している。館内には市内の公民館で初となる個室の授乳室を1階の保育室横に新設。2階に防音設備の整った音楽室、3階には住民念願の体育室を新設した。
市担当者は「皆さんの期待に応えられた公民館ができたと思う。多くの方に利用してもらいたい」と話している。大久保さんは「利便性が高く広域な利用が期待される。それなりの地域活動をしていかなくては」と語った。
建物の完成を祝う「落成式」は4月23日(日)午前10時から開催。厚木第二小学校和太鼓クラブと厚木中学校吹奏楽部による演奏も披露され、祝いに花を添える。
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