市内下荻野にある神奈川県立厚木北高校(河原克宣校長・生徒数861人)で4月6日、2017年度の入学式が行われた。今年度から県内で初めて設けられる「スポーツ科学科」の生徒39人を含む、278人の新入生が期待を胸に「北高生」の仲間入りを果たした。
「ハイレベルな文武両道」をスローガンに掲げる同校は、同科新設により普通科との2学科制になる。昨年度までは普通科内にスポーツ科学コースが1クラス設置されていたが、学科化されることで「スポーツ」を通して学んだことを活かし、卒業後の選択肢も広がることが期待される。
スポーツ科学科に入学した榑松瑠さんと中尾七夏さんは、ともに部活と勉強を両立したいという思いを持って同科に進学。「プロ選手やトレーナーとしてバスケに関わる仕事がしたい」「トレーナーなど、スポーツ関係に興味があります」と将来の目標を語った。
河原校長は、「いままでの伝統を受け継ぎながら、新しいチャレンジができるような、自分の力を発揮できる学校にしていきたいと思います」と話した。
機能性向上ストレッチ素材
今年で創立40周年を迎える同校。周年事業の一つとして今年度から制服を30年ぶりにリニューアル。今風にシルエットが改良された他、動きやすさの向上や家庭で洗濯できるなど、機能面を大幅に改善。とくにブレザーは、全国初となる「アクティブ・ニット」という伸縮性の高い素材を採用。横に40%、縦に30%以上伸び、さらに軽量化されているという。
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