厚木市が兼ねてより課題としていた、厚木小学校の放課後児童クラブの待機児童がこの4月でゼロになったことがわかった。厚木クラブの問題が解消されたことにより、現在、最も待機児童が多いのは依知南放課後児童クラブ。市は今年度中に、依知南小学校の敷地内に厚木クラブと同様の建物を建設し、待機児童ゼロを目指す。
放課後児童クラブは、帰宅しても保護者の就労や疾病などにより、適切な保育が受けられない児童に対して、集団生活や遊びを通じて保育を行う制度。児童福祉法をもとに運営され、小学校の一時的余裕教室などを活用、遊びと生活の場を提供している。市内では、23小学校区で放課後児童クラブを実施している。
厚木放課後児童クラブは3月まで、厚木小学校内の余裕教室2つを使用して運営。クラブへの入所を希望する保護者が多く、定員86人に対して待機する児童が多い状況が続いていた。これを解消すべく市は、市内で3例目となる、クラブ用の建物を建設。この4月から受け入れを開始し、定員を34人増の120人としたことで待機児童ゼロを達成した。市こども育成課担当者によると「やっと厚木クラブの待機児童がゼロになりました。現在は少し空きがある状況」と話した。
新年度の待機児童71人
厚木クラブの問題は解消されたが、共働きの保護者が増加するなど家庭環境の変化により、入所希望者は年々増え続けている。28年度から、対象学年を6年生までに拡大したことも多少の影響があるという。
4月1日現在、市全体の待機児童数は、定員1402人に対し、71人。最も多いのは依知南放課後児童クラブの18人。次いで毛利台10人、依知9人と続く。市は「1クラブずつ、問題を解消していきたい」とし、今年度中に依知南小学校の敷地内に放課後児童クラブ用の建物を建設することを決めた。建物の詳細は現状未定だが、ほぼ厚木クラブと同様の建物になるようだ。市担当者は「市内全クラブの待機児童がゼロになるよう体制を整えていきたい」と話している。
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