市内唯一の映画館「アミューあつぎ映画.comシネマ」が4月26日で開館3年を迎えた。これを記念し、これまで同館が上映した作品の中からリクエストで選ばれた6作品があすから順次アンコール上映される。同館のこれまでの道のりと今後の展望を取材した。
映画.comシネマは2014年4月のアミューあつぎ開業と同時にオープンした。総席数334。3スクリーンを展開し約2週間に一度上映作品を入れ替えている。新作のメジャー作品からアニメ、ドキュメンタリーまで扱うジャンルはさまざま。
昨年の入場者数は約7万人。年間シネマ会員は約4300人。同館を運営する(株)シーズオブウィッシュの代表取締役社長・青山大蔵さんは、「ミニシアターとしては入場者数、会員数ともにかなりの人数が来場している」と話す。しかし「3年でここまで来たが、開業当初は厳しかった」と振り返った。
投票総数3006作品を再上映
同館は「ここまで来られたのはお客様の応援のおかげ」と感謝の気持ちを込めてアンコール上映を企画。今まで上映した約500作品からアンコールのリクエストを募った。その結果約300の投票があり、6本の再上映作品が決定した。
再上映作品はこけら落としだった『レ・ミゼラブル』をはじめ、『セッション』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『湯を沸かすほどの熱い愛』『チョコレートドーナツ』『ニュー・シネマ・パラダイス』。あす5月6日(土)から一週間ずつ入れ替わりで上映される。
青山さんは「3年で500以上の作品を上映できたことに驚き、同時にたくさんの人の投票があって、もっと良い映画館を目指そうと気持ちが引き締まった」と話した。
今後は厚木テーマの映画も
08年に旧パルコが撤退し、12年に厚木市が取得して開業したアミューあつぎ。映画館が入ると決まった当初「なぜ今さら厚木に」「税金の無駄遣い」と逆風も吹いた。
青山さんは「地域と共に歩めるように。共生型の映画館にしたい」と、地元出身の映画監督作品の上映や、市民団体への場所の提供など、コミュニティへの積極的な参加を心掛けた。
そして3年。年配客を中心にリピーターも多く、夜になると学生や仕事帰りの会社員の姿も増えてきたという。
青山さんは3周年を迎え、「今後は厚木の地域課題を見据えたドキュメンタリー作品の上映などを通じて、行政や市民に厚木の街をどう良くしていけるかと提起できるようなきっかっけを作りたい。さらに子どもたちにとって安全で心が豊かになるような場所としても利用できるようにしていきたい」と展望を語った。
上映時間などは同館【電話】046・206・4541へ問合わせるか、同館ホームページで確認できる。
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