通年会期制を導入している厚木市議会(議員数28人)の第3回会議が8月8日に開かれ、越智一久議長、名切文梨副議長の辞職に伴う正副議長選挙が行われた。新議長に難波達哉氏(あつぎみらい・3期)、新副議長に遠藤浩一氏(公明党・2期)がそれぞれ当選した。
議長・副議長の任期は地方自治法上、議員の任期によることから4年。厚木市議会では2014年から申し合わせによって、任期は2年としている。
また、市議会では議会改革の一環として、11年から正副議長の選挙時に立候補表明の機会を設け、本会議休憩中に投票権を有する議員を対象に議会運営などにかかわる所信や抱負の表明をしている。
この日、所信表明をしたのは議長を志す難波議員と、副議長を志す遠藤議員、釘丸久子議員(日本共産党厚木市議員団)の3人。
議長選挙は投票の結果、難波議員が24票、所信表明をしなかった奈良握議員(無会派)が3票を獲得。難波議員が当選した。無効票が1票あった。
副議長選挙は遠藤議員が23票、釘丸議員が3票、所信表明をしなかった山本智子議員(無会派)が1票を得て、遠藤議員が当選した。1票が無効だった。
両氏の議長、副議長就任は初めて。
当選を受けて、難波議長は「地方分権が進む中、地方議会の役割、重要性が増している。歴代の正副議長をはじめとする、チーム厚木市議会でこれまで取り組んできた議会改革をしっかりと引き継いで強く進めていきたい。新しいことにどんどんチャレンジができる市議会をめざして、一丸となって取り組んでいきたい」などと議場であいさつ。
遠藤副議長は「難波新議長を全力でお支えをし、議長が掲げられた目標達成に向けてしっかりと取り組んでいく所存です」と話した。
新庁舎建設で特別委を設置
この日の市議会では、議員から提出された新庁舎建設特別委員会の設置についてと、小林常良市長から提出された17年度厚木市一般会計補正予算案など議案2件を審議。すべて可決された。交通事故にかかわる損害賠償など専決処分の報告が4件あった。
新たに設置された新庁舎建設特別委員会の委員長には田上祥子議員(公明党)が、副委員長には新川勉議員(新政あつぎ)がそれぞれ就任した。
※ ※ ※
■難波 達哉氏(なんば・たつや)帝京大学卒。当選3回。2013年に総務企画常任委員会委員長、14年に副議長など歴任。44歳。下荻野在住。
■遠藤 浩一氏(えんどう・ひろかず)町田デザイン専門学校卒。当選2回。2015年に環境教育常任委員会副委員長、16年に市民福祉常任委員会副委員長など歴任。45歳。中町在住。
|
|
<PR>
厚木・愛川・清川版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|