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「肺がん検診を受診しましょう」 厚木市検診肺がん部会 東名厚木病院 名誉院長 杉山茂樹
肺がんは顕微鏡で観察すると、おおよそ4種類の異なった組織型に分類されます。一つは胃がんと同じ腺がん、もう一つは口腔がんと同じ扁平上皮がん、さらに悪性度が高い小細胞がん、大細胞がんが、主な種類でこれらを肺がんの組織分類と呼んでいます。肺がんは、組織型の違いで、発生場所も異なります。腺がん、大細胞がんは、肺の外側(末梢)に多く、扁平上皮がん、小細胞がんは中心部(心陰影の近く)に多く発生します。現在日本人に最も多く見られる肺がんは、腺がんです。次に扁平上皮がん、小細胞がん、大細胞がんの順に見られます。
私たちの体は常に細胞分裂を繰り返し、壊れた細胞を修復しながら生きています。口腔内に潰瘍ができたりしても、すぐに治りますよね。腕に擦り傷ができても、何時の間にか、治って、傷跡も残りませんよね。細胞分裂が正常に行われている場合は、その細胞が異常増殖することはありません。遺伝情報の幾つかが、たまたま間違って、初めてがん細胞が出現します。また、肺炎球菌が肺に入るとそれを攻撃しようとする防御システムもあります。がん細胞も生体にとっては異物ですが、生体の防御システムをかい潜り、自分を異常な細胞でないと生体に認識させるようにすることも解ってきました。
がんは様々な遺伝子の異常で発生しますが、それを促進する因子が、胃がんではピロリ菌であり、肝臓では肝炎ウイルスであることも判明してきました。ですから、予防のために、胃がんでは、ピロリ菌の除菌が有効であり、肝がんでは肝炎ウイルスの除去が有効であることがわかってきました。しかし、肺がんの場合、タバコ、石綿以外の原因が、現在特定されていません。肺がんを予防するためには、原因因子を避けることのみではなく、現在でも早期発見が重要です。
厚木市肺がん検診は、撮影した医療機関の医師、さらに神奈川県予防医学協会の医師2名による計3名の読影がなされるように設定されております。診断される疾患は、肺がん以外にも、結核、肺気腫、無気肺、縦隔腫瘍等々と多岐にわたっております。また、毎年、撮影することで、それら疾患の変化が観察されます。ご自身の健康を維持することは、ご家族の健康、さらに社会全体の健康を維持することになります。肺がん検診は、自宅近くの医療機関で行えます。是非受診してください。
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4月19日