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専門医にきく 「心と身体をリフレッシュして持続可能な生活を」 引き続き風邪で病院・診療所に駆け込まない
▼先々週、新型コロナウイルス対策について伺いましたが、厚木地区での現状はいかがですか。
厚木保健福祉事務所管内での感染者は、単独で発症した2例のみで、外から舞い降りた火の粉はすでに火事にならずに消し止めました。これも厚木地区の市民の皆様の高い意識と、ご協力のお蔭と深く感謝致します。
▼やはり、風邪症状で病院、診療所に駆け込まない、手洗い励行、不要不急の外出は避ける、換気の悪い人ごみに行かない等が重要ですか。
今、世界では、武漢に続き韓国・イラン・イタリア・欧州全土で感染者が爆発的に増加、イラン・韓国では宗教施設で大規模な集団発生があり、日本でもライブハウスやスポーツジムで小規模集団発生が起きている。やはり換気が悪く人が密集する施設は避けるべきです。また公共施設で皆が触ったものにはウイルスがいる、手を洗うまでは顔を触らない事です。施設での消毒、換気の徹底も必要です。
▼新型コロナウイルスのPCR検査が保険適応になりましたが、検査は受けた方が良いのですか。
武漢、韓国、イタリアでは、新型コロナの検査を求めて、病院、診療所に集まった軽症患者から高齢者に感染し死傷者が増えました。ほとんどの方が自宅待機で治る新型コロナの軽症の方にPCR検査をすることはむしろ感染拡大を生む事を証明しました。日本での保険適応は、新型コロナによる肺炎を強く疑う患者さんにダイヤモンドプリンセスで見た完全防護服で検査すると決められており、現時点で診療所・病院では検査不可能です。肺炎を疑う患者さんは保健所を通して専門外来の検査に確実に誘導するので冷静な対応をお願い致します。厚木地区では診療所が風邪症状の皆様の相談に電話・FAXで真摯に対応しますので、お手間を取らせますが、「風邪症状で診療所・病院に駆け込まない」にご協力を願います。我々は、感染拡大防止とともに重症化例を見逃さないよう保健所と連携を取っております。
▼政府は自粛を延長、いつまでじっとしてればよいのでしょう。
日本における死亡者は、イタリアやイラン・韓国のように急激な増加はしていない。これは皆さんの忍耐と努力の成果です。しかし、感染は国内でくすぶり続けています。新たな県で患者が発見されている。しかし一方で、初期に病院で患者の集団発生があった和歌山はその後、大阪からの単発2名以外、新たな患者が出ていません。ある地域で、火の粉を火事にしない市民の意識と体制が整えば安全な地域が維持できるのです。世界での感染拡大から考えて「もう、火の粉が来ない状況」は当分先。しかし、それまでずっと家にこもっている必要はない。幸いに厚木地区には、豊かな自然があります。山里までドライブ、宮ケ瀬湖の散策、外で人にすれ違ってもOK。春の相模川、玉川、小鮎川沿いをそぞろ歩き、ちょっと足を延ばせば、湘南の海、春の山々、人混みを避け、手洗いをしっかりすれば安全です。今回の試練から、感染症に強い街、厚木地区が創造され、自然に親しみ、身体を動かす健康的な生活が身に付けば、「災い転じて福となす。」となるかも。心も身体も、安全で安らぐ持続可能な生活を探す時期かもしれません。引き続き厚木の医療従事者は協力し合って、厚木地区に舞い降りる火の粉を火事にしない努力、重症者を見逃さない努力をしますので、よろしく、ご協力とご理解をお願い致します。
【取材協力】厚木医師会公衆衛生担当・神奈川県医師会公衆衛生委員会副委員長・日本渡航医学会専門医 内山順造医師
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4月19日