2016年2月9日、依知南小学校4年生の女児が交通事故で亡くなった。事故から一年。同小は絶対に忘れてはいけない日として2月9日を「命の日」と定め、全学年で「命の授業」を実施。同小の「命を守る」新たな取り組みを取材した。
今を懸命に生きる
依知南小学校(中川洋太校長、児童数507人)は2月9日、命について考えようと「赤ちゃんはどこから(1年生)」、「3・11私の体験したこと(5年生)」など学年ごとに生活科や道徳の時間を使って「命の授業」を行った。
この日、3年生のクラスは、出生時と今の自分を比較することで命の大切さについて考える授業を実施。出生体重に仕立てたぬいぐるみを児童らが抱き、教員が「赤ちゃんはなぜ大切なの」「かけがえのない命ってなに」と問いかけた。
6年生はNPO法人ホロコースト教育資料センターの石岡史子理事長による講演に参加。児童書にもなった『ハンナのかばん』についてスライド写真を見ながら差別や戦争で命を奪われることの悲惨さを学習。児童や保護者らは時折涙をこぼしながら耳を傾けた。
中川校長は「命を大切にすることは、今を懸命に生きるということでもある。キラキラ輝く毎日を送ってほしい」と児童らに語った。
通学路整備の現状は
市教育委員会学校教育課によると、昨年の事故を受けて厚木警察署と合同で事故の再発防止を協議。下依知地区の通学路にある横断歩道の引き直しや注意看板の設置、通学路内にある公園の樹木を剪定した。一方で計画にある照明灯や点滅式横断歩道標識の設置などは予算などの関係で未着手。
市教委は小中学校から年に一回通学路安全整備要望書などの提出を求めており、各所で横断歩道の引き直しなど要望があるという。同課は「順次対応していきたい」と話している。
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