厚木版 掲載号:2017年11月24日号
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冬を告げるシクラメン まもなく出荷の最盛期

社会

60種6,000鉢を育てる佐々木潤一さんのハウス。出荷前は、葉の形を整える「葉組み」に余念がない=11月15日・市内飯山
60種6,000鉢を育てる佐々木潤一さんのハウス。出荷前は、葉の形を整える「葉組み」に余念がない=11月15日・市内飯山
 厚木市内に4軒あるシクラメン農家が12月上旬の出荷最盛期を前に、最後の手入れに余念がない。

 佐々木潤一さん(39)は、市内飯山でシクラメンを育てる農家の3代目。60種6000鉢を、およそ1年かけて育て上げる。例年11月に種をまき、18度を保ちながら発芽させ、生育。翌年4月上旬ごろまでは暖房でハウス内を温め、夏は扇風機と遮光カーテンで温度の上昇を抑えるほか、灰色カビ病などの病気にも気を使う。根強い人気の「ビクトリア」を筆頭にパステル系の色味まで、毎年さまざまな品種の生育に挑戦している佐々木さん。葉と花のバランスや、観賞するのに最適な角度を考えながら手入れをするのが楽しいと話す。

 この時季、贈答などで使われることも多いシクラメン。長く楽しむコツは、「暖かすぎるのは禁物。玄関などが適しています。土の表面が乾いてきたら、一巡する程度に水をやるといいですよ」とのこと。

 12月2日(土)と3日(日)、JAあつぎ夢未市(温水255)で生産者による対面販売を実施する。午前9時30分〜正午。詳細は同店【電話】046・290・0141へ。

シクラメン対面販売

2017年12月2日〜2017年12月3日

神奈川県厚木市温水255

費用:無料

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