東海大学チャレンジセンターMusic Art Projectオペラ公演 総責任者 小野田 紗季さん 東海大学3年
こだわりはハッピーエンド
○…ボランティア・環境保護・ものづくりなど、学生たちがゼロから企画するプロジェクトの活動支援を行っている東海大学チャレンジセンター。その中の1つでオペラ公演を目標に活動する「Music Art Project」(MAP)に所属する。芸術・音楽を学ぶ学生のほか、文学部や理学部などからも音楽好きの学生が多数参加する大所帯。今年はスタッフ・キャストで100名を超えている。
○…MAP結成5周年となる今年、これまで「水戸黄門」・「夜叉ヶ池」と続いてきた和風演目からグリム童話原作の「CAMELIA(カミーリア)」という洋風オペラに初挑戦する。「馴染みがなく、難しいからこそ挑戦したいと思いました」と熱っぽく語る。総責任者という重責にも「MAP代表を務める中島麻耶と2人で中心となり、全員の力でつくるから大丈夫」と全体の力を強調する。
○…脚本や演出はもちろん、舞台の裏も表も全てメンバーによる手づくり。自身は今回、およそ2時間に及ぶ演目の脚本を仕上げた。「見る人が温かい気持ちになることを第一に、ハッピーエンドのストーリーにこだわりました」とにこやか。物語は、とある国に暮らす1人の娘を取り巻くラブストーリー。プロジェクトが作曲した40曲以上の音楽とともに、話が進む。
○…「音楽を通して広がる人と人とのつながりが楽しい」。3歳からピアノをはじめ、現在は作曲を学んでいる。音楽一辺倒と思いきや、高校時代は地元・静岡の強豪校でバドミントン部に所属。部の中心となり、日々勝利をめざして汗を流してきた体育会系の一面も。また大の歴史好きでもあり「”武士の魂”みたいな言葉に弱いんです。中でも新撰組の大ファン」と照れくさそうに微笑んだ。
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