「JAいせはらきのこ部会」(深瀬浩一部会長)では、6月から伊勢原産生キクラゲの販売を開始した。出荷量は7月末までのおよそ2カ月間で2,000パックを突破。消費者の評判も上々のようだ。
市農政課によると、平成18〜19年度の県内きのこ生産量は245トン。うち伊勢原市のきのこ生産量はおよそ25%にあたる62・6トンで県内第1位だった。
そんな”きのこ王国”で始まった生キクラゲの生産販売。深瀬部会長(58歳)は「これまでの試行錯誤がやっと実を結んだ」と語る。
はじまりは4年前、「しいたけの消費が落ち込む夏場、全国的にも生産量の少ないキクラゲを生産・販売できないか」と部会で話が持ち上がった。さっそく部会では、生キクラゲの栽培を開始した。生キクラゲは菌床で菌を培養することで発生する。深瀬さんが「培養の温度調整、管理が難しい」と話すように、最初はなかなかうまくいかず、県外のキクラゲ生産農家を視察したこともあったという。
昨年までは販売できるだけの数量にいたらなかったものの、今年3月に植菌した菌床は6月下旬から順調に発生が始まり、ついに販売できるまでになった。
現在、生キクラゲはJAいせはらの直売所などで1パック170グラム・315円(税込)で販売されている。深瀬さんによると「コリコリとした食感と地元で作られたという安心感が魅力」だという。
生キクラゲは、9月ごろまで菌床から発生が続くため、今年10月ごろまでは販売される見通しだ。深瀬さんは「これからもしっかり取り組みたい。生キクラゲがいつか伊勢原の名物と言われるようになればうれしい」と話している。
問い合わせは伊勢原市役所/【電話】0463(94)4711・農政課まで。
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