今年で創立140周年を迎えた伊勢原小学校(木下悦子校長/児童数670人)で11月12日、節目を祝う「青空給食」が行われた。児童たちは快晴の秋空の下で昼食をとり、クイズゲームなどで盛り上がった。
青空給食は「140周年を自分たちの手で祝おう」と運営委員会の児童たちが意見を出し合って企画したもの。「他学年とも楽しく交流しながら、節目を祝う」を基本理念に、全校児童が校庭で給食を食べるという案に決まった。
当日、児童たちはくじ引きで決まった場所にレジャーシートを敷き、学年の異なる者同士が隣り合わせで座るなか、楽しそうにカツバーガーをほお張った。「皆で学校に感謝の気持ちを伝えよう」と、冒頭には運営委員の音頭で全校児童が「伊勢原小140周年おめでとうございます、乾杯」と大きな声で野菜ジュースを空に掲げた。
「一つになれた」
給食が終わると同校の歴史に関するクイズで盛り上がった児童たち。4年生の染谷菜摘さんは「友だちや先生と楽しい時間を過ごせた。青空の下で食べた給食はとっても美味しかった」と笑顔でコメント。
運営委員長の工藤優くん(6年)は「乾杯で皆の気持ちが一つになれたのがすごくうれしかった」と振り返った。また、同校出身の中里奈美教諭は「自分の出身校の大きな節目を教員として迎えることができて幸せ」とうれしそうだった。
地域に支えられ
伊勢原町勢誌などによると、伊勢原小学校は学制が頒布された1872(明治5)年に創立。1915(大正4)年に現在地へ移転した。市内の公立小・中学校のなかでも最も長い歴史を持ち、同校によると、親子3代で伊勢原小に通うといったケースも多いという。
木下校長は同校初の女性校長としておととし赴任。同校については「地域の方々が積極的に協力してくれるのが特徴」と話す。
児童の登下校の見守りをはじめ、有志の人たちがボランティアで児童に昔の遊びを教えてくれたり、着衣泳を指導してくれるのだという。今後について木下校長は「次の150周年も地域の皆さんと共に迎えたいです」と話した。
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