11月10日に社会福祉法人「さくらの家福祉農園」の理事長に就任した 酉水(すがい)紘一さん 岡崎在住 68歳
歌・農で若さ保ちながら
○…24人の障害者が農作業を行う「さくらの家福祉農園」の理事長に就任。福祉農園との関わりは2008年から。「地元に少しでも貢献を」と園の評議員となり、その後は幹事・理事を歴任。「法人化から6年、前身の設立は20年以上も前です。福祉農園をここまで作り上げてこられた諸先輩方、そして地域の皆様方のご理解、ご協力に応えられるようしっかり努力してまいります」
○…東京に生まれ、歯科医だった父の転勤で小学校から小田原へ。当時は運動が大好きな野球少年。酒匂中学、小田原高校と進み、横浜市立大学を卒業後はメーカーへ就職。営業畑などを渡り歩いた。27歳の結婚を機に岡崎へ。以来、都内の会社にも片道2時間かけ通勤。早朝に家を出て夜中に帰宅する毎日は苦労だったが「ここへ来て40年。伊勢原は第二の故郷」と今では地元をこよなく愛する。
○…そんな強い思いもあり地域活動にも積極的だ。馬渡自治会の本部役員は30代後半からおよそ20年務め、07年からは、自治会長に推薦され民生委員としての活動も開始。高齢者宅の見回りや生後間もない赤ちゃんのいる家庭への訪問などを、市と連携して取り組んでいる。地域や行政を中心に顔が広いのはこうした活動があるから。「今までの経験を生かして各方面の方々と力を合わせ、利用者の方にとってさらに価値のある福祉農園を目指したい」と意気込む。
○…はきはきとした声、さわやかな笑顔が印象的。若さの秘けつは趣味の歌と農作業だ。月1回、仲間との合唱会では演歌から童謡、唱歌までジャンルを問わず楽しく歌う。一方、自宅近くの畑では大根やほうれん草が収穫期を迎えている。「野菜は地域の施設にもおすそ分けするんです」とにっこり。「体の動くうちはそのことに感謝して、何事も一生懸命に頑張りたいよね」―。そんな前向きな姿勢と多彩な活動の幅も大きな魅力だ。
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