大山菜栽培組合の組合長を務める 山口 寿美男さん 上粕屋在住 63歳
もむと辛さが増すよ
○…「今年の大山菜は、かつてないほど良いと思う。独特の辛さもばっちり。温かいご飯と一緒に召し上がってほしい」―。漬け込みと出荷作業が本格的に始まった「おおやま菜漬」。大山菜を生産する大山菜栽培組合の長として今年の出来に太鼓判を押す。「辛いのが好きならさ、菜を切る前にまな板の上でもんでごらん。辛さが増すよ」。大山菜について話す時の優しい表情が印象的だ。
○…上粕屋に生まれて63年、一貫して地元で生きてきた。実家が農家ということもあり、幼いころから進んで親を手伝う少年だった。中央農業高校では畜産や農業を学び、卒業後は農協へ就職。保険や電算業務をはじめ、様々な分野を経験した。休日になると決まって実家の畑仕事を手伝った。「大変だったけど、やっぱり楽しかった」と当時をなつかしむ。25歳の時に結婚。保育園から一緒のクラスだったという妻と現在は2人で暮らす。「孫が毎週遊びに来るんだ。相手をするのは大変だけど、にぎやかで楽しい」とにっこり。
○…57歳で農協を退職。その後は、自宅の農作業を中心に大山菜栽培組合や上粕屋神社総代、県農業共済理事など多方面で活躍、11年間所属した消防団では県消防操法大会で優勝したこともある。「表へ出て行くのは苦手だけど、色々な活動が伊勢原への恩返しになればうれしい」。そんな誠実さを胸に今日まで来た。5年前に組合長を引き受けたのも地元に対する感謝があったから。今後は「後継者を増やし大山菜を次の世代にも伝えていきたい」と表情を引き締める。
○…趣味は野球観戦。大の巨人ファンで、高校時代に華麗なプレーで人気を集めた原監督を当時から応援する。妻や子どもと横浜スタジアムの巨人戦を観に行くのが毎年の楽しみだとか。「これからも健康に注意してすべてのことを精一杯やりたい。野球の応援もね」。2013年も地元愛とジャイアンツ愛全開だ。
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